【ボードゲームのおすすめ・レビュー】「王宮のささやき」~「自分に手番が回って来ないで!」駆け引きが熱いカードゲーム!~

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王宮のささやき

YU@ボドナビ(@boardgameblog2)です!

今回は駆け引きが熱いカードゲーム!「王宮のささやき」をレビューします!

「王宮のささやき」は“密談場”と呼ばれる自分の場にカードを出していくゲームですが、この密談場にはルールがあります。

それは「自分の密談場に同じキャラクターを出してはいけない」ということ。

同じキャラクターを出すと陰謀を画策さしているとみなされ脱落になります。

そのため、できるだけカードを出さないようにしなければならないのですが、手番は時計回りではなく、出したカードの色が次のプレイヤーの手番になります。

つまり、何度も同じプレイヤーの手番になることさえあります。

「自分の手番にならずに他プレイヤーに手番を回す」という他のゲームにはない熱い駆け引きが生まれるカードゲームですね!

カードイラストはファンタジー要素の強い綺麗なデザインです。

家族で遊ぶというよりは、大人同士でじっくり遊びたい人向けですね!

▽王宮のささやき

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王宮のささやき カードゲーム
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王宮のささやきってどんなボードゲーム?

  1. 「自分に手番が回って来ないで!」駆け引きが熱いカードゲーム!
  2. プレイ人数に左右されない駆け引きの面白さ!
  3. ファンタジー感溢れるイラストで遊びやすい!

王宮のささやき

王宮のささやきの評判

王宮のささやきはこんな人におすすめ!

  • カードゲームが好きな人
  • 駆け引きが好きな人
  • ファンタジー感があるイラストが好きな人
  • 内緒話が好きな人

王宮のささやきの詳細データ

『王宮のささやき』は宮廷での陰謀劇をテーマにしたカードゲームです。
画期的な「プレイされたカード次第で次の手番プレイヤーが決まる」システム、できれば自分に手番がまわってきてほしくない、と大半のプレイヤーが切望するシステムに、幻惑されること間違いなし!
『大聖堂』でドイツゲーム大賞を受賞した若き巨匠・ミヒャエル・リーネックの話題作が、完全日本語版になって登場です!
(Amazonより)

  • 作品名:王宮のささやき

  • デザイナー:ミヒャエル・リーネック

  • メーカー:グループSNE、コザイク(日本語版制作)

  • ジャンル:推理・思考系/駆け引き&心理戦系

  • プレイ人数:3〜5人

  • プレイ時間:45〜60分

  • 対象年齢:10歳以上

  • ルール難易度:★☆☆☆☆(初心者でもすぐに遊べます)

ゲームの目的(概要)

プレイヤーは同じキャラクターを2枚以上、「密談場」に出すことができません。

それが避けられない状況になったら、そのプレイヤーが負け、他のプレイヤー全員が国王の「寵愛」を得て得点を獲得します。

ゲーム終了時、最も高得点を獲得していたプレイヤーが勝利します。

内容物確認

内容物はプレイヤーカード10枚、キャラクターカード49枚、国王カード6枚、説明書です。

▽内容物はカードのみです。カードだけでこんなに面白いゲームになるんですね!
王宮のささやき

▽矢印カードと寵愛カード。
王宮のささやき

▽矢印カードと寵愛カードは重ねてズラすことにより得点を表示して使います。
王宮のささやき

キャラクターカードについて

【会計士】
即座に自分の手札を他プレイヤー全員に公開しなければなりません。

【魔法使い】
プレイヤー1人を選び、手札を1枚以上交換しなければなりません。交換する前に枚数を決定します。
両者の手札枚数を超える数を指定することができません。交換するカードは各自が決定します。交換は裏向きに両者同時に行い、獲得したカードは手札にします。

【メイド】
好きな手札を1枚、裏向きに捨て、山札から1枚カードを引きます。

【執事】
2つの密談場にあるカードを1枚ずつ交換します。ただし「王宮のささやき」を誘発するような交換はできません。(1つの密談場に同じカードが2枚存在してはいけない。)
いま場に出した執事を交換することはできません。執事がラウンドの1枚目か2枚目として場に出された場合、効果は発生しませんが、このカード場に出すことができます。

【衛兵】
自分の密談場にあるカード1枚を手札に戻します。(このカード以外)
密談場にカードがない場合、効果は発生しませんがこのカードを場に出すことができます。

【道化師】
何も起こりません。ただしこのカードは国王カード(道化師)が公開されていると、場に出すことができません。(「国王カードについて」の項目参照)

【将軍】
国王カードを1枚、山札から公開します。(「国王カードについて」の項目参照)

▽キャラクターのカードは絵柄がどれも綺麗ですね。
王宮のささやき

▽キャラクターカードの見方。
王宮のささやき

国王カードについて

  • 「将軍」を場に出したプレイヤーは、山札の1番上の国王カードをめくり公開します。
    国王カードに指定されたキャラクターは沈黙し、しばらくの間行動を行えなくなります。指定されたキャラクターを場に出すことはできますが、カードの効果は発生しません。

【例外】道化師は対応する国王が公開されている間、場に出すことを禁止されます。
にもかかわらず、道化師を場に出さねばならなくなったプレイヤーは「王宮のささやき」を誘発してしまいラウンドが終了します。他のすべてのプレイヤーは国王の「寵愛」を得ます。

  • 公開された国王カードは新たな将軍が場に出されるまで対象キャラクターの行為を阻止し続けます。
    新たな国王カードが公開されると、別のキャラクターが沈黙させられます。

  • 将軍を場に出した後であなたの国王カードを公開することができなければ、すべての国王カード混ぜて新しい山札を作り1番上のカードをめくります。

▽国王カードは絵柄は全て同じですが、行動不能にする対象が異なります。
王宮のささやき

▽上部に行動不能となるキャラクター名が書かれています。
王宮のささやき

ゲームの準備

  1. 各プレイヤーは自分の色のプレイヤーセット(寵愛カードと矢印カード)を受け取ります。
    矢印カードを矢印が上向きになるように寵愛カードの上に完全にかぶせて、自分の前に置きます。ゲーム中、矢印カードを移動させることにより各時点での得点を表示します。

  2. 灰色のカード14枚と参加プレイヤーの色のキャラクターカード各7枚を一緒にしてよく混ぜます。
    各プレイヤーに裏向きに6枚ずつ配ります。残ったカードは裏向きの山札にします。

  3. 使わない色のキャラクターカードとプレイヤーセットを箱に戻します。(このゲームでは使用しません。)

  4. 「国王カード」6枚をよく混ぜ、山札の横に裏向きの山にして置きます。

▽最初は矢印カードと寵愛カードをぴったり重ねて得点を「0」とします。
王宮のささやき

▽各プレイヤーに6枚づつカードを配ります。(他の人には見せない。)
王宮のささやき

▽キャラクターカードの残りと国王カードは山札にします。
王宮のささやき

王宮のささやきのルール(ゲームの流れ)

  1. 最年長のプレーヤーから始めます。
  2. 手番プレイヤーは手札からカード1枚表向きに場に出します。以降、その場を手番プレイヤーの「密談場」と呼びます。
    その後、即座にカードに指示された行動を行います。ただし、国王に沈黙させられている場合はできません。(「国王カードについて」の項目参照)

  3. 次に、今出されたカードの色のプレイヤーセットを担当するプレイヤーが出番を行います。
    例:「密談場」に出されたカードの色は緑でした。緑のプレイヤーセットを使っているプレイヤーが次の手番プレイヤーになります。

  4. 灰色のカードが場に出された場合、次の手番は密談場に置かれたカード枚数が最も少ないプレーヤーが行います。
    最も枚数の少ないプレイヤーが複数いる場合は、灰色のカードを場に出したプレイヤーが次の手番プレイヤーを決定します。(条件を満たすプレイヤーから選択する)
    灰色のカードを番に出したプレイヤーの密談場のカードが最も少ない場合、あるいは自分自身を次の出番プレイヤーに選んだ場合、続けて手番を行います。

▽カードの行動(効果)を行ったら、出されたカードの色の人が次のプレイヤーとなります。
王宮のささやき

▽1プレイヤーの密談場には同じキャラクターは1枚しか存在してはいけません。
王宮のささやき

▽将軍のカードを出すと国王カードが1枚めくられます。
王宮のささやき

▽場全体のイメージ。中心に山札と国王カード、周りに各プレイヤーの密談場(カードを出す場所)になります。
王宮のささやき

ラウンドの終了

  1. 1プレイヤーの密談場には同じキャラクターは1枚しか存在できません。
    すでに自分の密談場に存在するキャラクターと同じカードを場に出さねばならなくなったプレイヤーは、良くない「王宮のささやき」を引き起こしたことにより、ラウンドは即座に終了します。
    他プレイヤーは全員、国王の寵愛を得て1点を獲得します。矢印カード次の段までずらします。(それが最初の得点なら1の段を、2点目なら2の段を表示します)

  2. またプレイヤーの誰かが6種類の異なるキャラクターを密談場に揃えた場合も、ラウンドが終了します。
    この場合は該当プレイヤーが国王の寵愛を得て、1点を獲得します。
    【重要】ラウンドが終了した場合、最後に密談場に出されたカードの効果は発動しません。

  3. ラウンドが終了すると、即座に全てのキャラクターカード集め山札と一緒に混ぜます。
    各プレイヤーは再び6枚のカードを受け取り、新たなラウンドを開始します。

  4. 国王カードの山は次のラウンドもそのまま使用します。

  5. 最後のラウンドを終えたプレイヤーから次のラウンドを開始します。

ゲームの終了と勝敗

終了の条件は参加プレイヤー人数によって異なります。

  • 誰かが6点を獲得した時(3人プレイ)
  • 誰かが5点を獲得した時(4人プレイ)
  • 誰かが4点を獲得した時(5人プレイ)

(得点は寵愛カードで確認します。)

そのプレイヤーが勝利し、忠誠心を国王から認められます。

引き分けの場合は、ゲーム終了時に「密談場」に最も多くカードを出しているプレイヤーが勝利します。

▽カードをズラし、誰かがプレイ人数に応じた得点に達したらゲーム終了です。
王宮のささやき

▽王宮のささやきのルール説明等はこちらのプレイ動画がわかりやすいです。

王宮のささやきの遊び方例

ここからは実際に王宮のささやきを遊ぶ流れを説明します。

▽まずはカードを6枚受け取ります。キャラクターのカブりが少なくてよかった。
王宮のささやき

▽とりあえず魔法使いを出す。効果は「他のプレイヤーを1人選び、手札を1枚以上交換する」
王宮のささやき

▽執事が来ました。これも交換系の効果がありますね。
王宮のささやき

▽先ほど緑色のカードを出したので、次は緑プレイヤーです。メイドを出しました。
王宮のささやき

▽青プレイヤーは執事を出しました。
王宮のささやき

▽執事の効果で密談場のカードを交換させられました。場の動きが読めないな〜。
王宮のささやき

▽ここで将軍のカード!国王がめくられ衛兵のカードは行動不能になりました。
王宮のささやき

▽ここで執事を出して場をかき乱す!
王宮のささやき

▽青プレイヤーはマイペースにカードを出していきます。笑
王宮のささやき

▽ここで衛兵を出す。(行動不能の為、効果は発動しません。)
王宮のささやき

▽終盤になるとどのカードも出せなくなりますね。
王宮のささやき

▽緑プレイヤーが2枚めの会計士を出して負け!
王宮のささやき

▽寵愛ポイントをゲット!
王宮のささやき

王宮のささやきのおすすめポイント

「自分に手番が回って来ないで!」駆け引きが熱いカードゲーム!

「王宮のささやき」は自分の場に同じキャラクターのカードを出さないようにする駆け引きが熱いゲームです。

「自分の場に同じキャラクターのカードを出さないようにする」だけだと面白さが伝わらないかと思いますが、逆に言えば他のプレイヤーに同じキャラクターを出させるように仕掛けていくこともこのゲームの醍醐味です。

自分に手番が回ってきて欲しくない!という場面が多くあります。

プレイヤーにはそれぞれ色が決められており、出したカードの色が次のプレイヤーの手番となります。

つまり、何度も同じプレイヤーの手番が回ってくることもあるのですが、それをうまくかわせた時はシビれますね!

説明だけ見ると難しそうに感じるかも知れませんが、実際にプレイしてみるとすぐに慣れます。

カードだけでここまで面白いゲームになるのでよくできていますね。

カード引きの運要素も多少ありますが、駆け引きやタイミングが重要です。

相手との思考の読み合いが好きな人におすすめです。

プレイ人数に左右されない駆け引きの面白さ!

プレイ時間は45〜60分程度ですが、勝利条件の得点を下げれば短い時間でもできます。

プレイ人数は3〜5人で、駆け引きの面白さは人数に左右されません。

子供向きというよりは大人向けですね。

ゆっくりお酒を飲みながら遊ぶのも面白いかもしれません。

ファンタジー感溢れるイラストで遊びやすい!

パッケージやカードイラストのデザインはファンタジー感溢れるデザインです。

このゲームのテーマに合っていますね。

ちなみに同じメーカーから発売されている「王への請願」というゲームと同じ雰囲気のイラストでこちらもおすすめです。

箱のサイズも小さくて持ち運びがしやすいです。

値段は2000円程度(Amazon価格)と購入がしやすいですね。

▽王宮のささやき

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