ボドナビ@YU(@boardgameblog2)です!
今回はモダンアートやケルトなど数々のヒット作を生み出した有名ゲームデザイナー・ライナークニツィア氏の競り系ボードゲームの代表作「ラー(RA)」をレビューします!
目次はこちら
ラーってどんなボードゲーム?
- 有名ゲームデザイナーが作った競り系ボードゲームの代表作!
- エジプトをモチーフとしたコンポーネントデザインのクオリティが高い!
- 競りでタイルを集めて、ポーカーのように種類や数によって得点を増やしていく他にないプレイ感!
▽エジプトの壁画をモチーフとしたボードゲーム盤
ラーの評判
前から欲しかった「ラー」が届いた!!
ラーは簡単な競りとセットコレクション(ポーカーとか麻雀的な特定の役を揃えること)で点数を稼ぐゲームだよ。
競りを開始するときに、ラーと宣言して青いラーのコマを掴むのが儀式としてあるのがとても良いw早くラーと宣言したいぜ。 pic.twitter.com/odyQanbrc1
— オルター@3/30夜室蘭ボドゲ交流会 (@alterababa) 2017年3月6日
届きました。
ボードゲーム「RA」です、神ゲーの予感しかしません。
まずデザインが神ですよね。まぁラーだから神なんですけど。 pic.twitter.com/9kBJXMJ2QT— やっくん@gugaguga (@dr_parrot) 2017年3月13日
「神8枚 ラー30枚」「1ラー」「ラーを宣言する」など楽しそうなゲームです pic.twitter.com/lHDtsgWI13
— 藤崎こぴあ (@bad_cophiacs) 2017年3月19日
ラーの詳細データ
ドイツボードゲームを代表するデザイナーの一人、ライナー・クニツィアの作品の中でも最も人気の高いボードゲーム「ラー」を日本語版として復刻しました。
このゲームでは、古代エジプトの様々な事物をかたどったタイルを競りで集め、太陽神ラーの栄光の為に文化や技術を高めます。
思考と運の絶妙なブレンドがめくるめく展開を生み出す、ボードゲームの醍醐味を味わえる一作です。
箱のデザインはドイツ語版初版を踏襲していますが、大きさは約半分とコンパクトになっています。内容物の大きさはほぼ変わりません。
(Amazon.co.jpより)
作品名:ラー(英語:RA)
デザイナー:ライナー・クニツィア
メーカー:ラベンズバーガー社アレア
系統:競り系/思考系/戦略系
人数:2?5人
時間:30~60分
対象年齢:12歳以上
ルール難易度:★★☆☆☆
受賞歴:
1999年 ミープルチョイス賞受賞
1999年 ドイツゲーム大賞2位
2000年 国際ゲーマーズ賞戦略ゲーム部門ノミネート
ラーのルール(遊び方)
- ボードの中央に1の太陽チップ(木製マーカー)を置きます。残りの太陽チップを各プレイヤー3つづつ(4人プレイ時)それぞれに配ります。
- 自分の手番でできることは以下の3つの中から一つ選びます。「「ラー」と宣言する(=競りを行う)」「袋からタイルを一枚取り出しボードに置く」「神タイルを捨て札にし、ボードの上にある任意のタイルを取る。」
- 競りはボード上に置かれたタイルと太陽チップを得る事を目的に行わます。“手番の左プレイヤーから”時計回りにより高い数字の太陽チップを置くか(入札)、競りから降りるか決めます。最後に手番プレイヤーが入札するか降りるかを決め、一番高い数字を入札したプレイヤーがボード上の太陽チップとタイルを全て得ることができます。
- タイルが一定枚数以上ボード上に置かれたらラウンドを終了し精算します。精算では取得したタイルの種類や枚数により、得点が得られます。
- ラウンドを3回行い、合計得点が一番多い人が勝者です。
▽ラーのルール説明等はこちらのプレイ動画がわかりやすいです。
▽上が得点チップ、下が太陽チップ。太陽チップは木製で手触り感が良いです!
▽タイルを集めて、ポーカーのように得点を増やしていきます。
ラーはこんな人におすすめ!
- 競り系のボードゲームが好きな人
- 有名ゲームデザイナー・ライナークニツィアの作品が好きな人
- くじを引くワクワク感が好きな人
- 麻雀やポーカーのように役を作るゲームが好きな人
- お酒を飲みながらゆるく楽しめるゲームが欲しい人
- エジプトが好きな人
ラーのおすすめポイント
有名ゲームデザイナー作った競り系ボードゲームの代表作!
エジプトをイメージしたコンポーネントデザインが良くできている競り系ボードゲームの代表作。
競りを行いながら必要なタイルを集めて、麻雀やポーカーのように集めたタイルの種類や数によって勝利ポイントを稼ぐゲームです。
「モダンアート」や「ケルト」で有名なゲームデザイナー、ライナー・クニツィアの作品で、この「ラー」も人気が高いですね。
以前から評判は聞いていたものの、見た目から難しそうというイメージがありましたが、実際にプレイしてみると非常に軽いプレイ感で難しく考える必要はありませんでした。
(後にやればやるほどこのボードゲームの奥深さに気づきますが)
基本的に行う事は「袋の中からタイルを引き、場に置く」「競りを行う」の2つです。
袋の中からタイルを引くのはくじを引いているみたいでワクワクしますね!
「やったー!」「うわー!これか~!」と一喜一憂するポイントでもあります。
競りを行う時は配られた3つの太陽チップ(2~3人プレイの場合は4つ)の中から選んで場に出すだけなのでスムーズです。
太陽チップと呼ばれる木製のマーカーを使用するのですが、木製で手ざわりがよく使いやすいです。
ラウンド終了時の精算ではポーカーの様に集めたタイルの種類や枚数によりポイントがもらえるので、「あと1枚で揃ったのに~」と悔しくなりますね。
ゲーム時間は60分と書いてありますが、割りとサクサク進むゲームなので負けてもリプレイして楽しめます。
個人的には「スルメ系ボードゲーム」(噛めば噛むほど味が出る)と思っているので、何度も遊ぶといろいろな戦略や考えどころが楽しめます。
ルールがシンプルなので子供でも遊べますが、コンポーネントデザインの雰囲気や競りというゲーム内容から、大人が楽しむボードゲームとしておすすめです。
エジプトをモチーフとしたデザインのクオリティが高い!
ラーの人気が高い理由として、エジプトをモチーフとしたコンポーネントデザインがいい味出している所ですね!
ボードゲーム盤が壁画っぽく描かれていたり得点チップが石版だったりと、他のボードゲームとは一線を画しています。
使用する木製の太陽チップも手に馴染んで非常に使いやすいです。
箱のサイズは中箱サイズくらい。オリジナル版はさらに大きかったのですが、日本語版を発売する時に中身はほぼそのままで、箱を約半分にサイズダウンしたそうです。ありがたい!
拡張セットなどはありませんが、これが完成形と言えるくらいクオリティが高い競りボードゲームの傑作です。
▽ラー(RA)