ボドナビ@YU(@boardgameblog2)です!
今回は海外のクリエイターが作った“和風・正体隠匿系チャンバラカードゲーム”「斬(ZAN)」をレビューします!
目次はこちら
斬(ZAN)ってどんなボードゲーム?
- 大人が楽しむ“正体隠匿系チャンバラカードゲーム”
- 版画や浮世絵の様な和風のカードデザイン!
- チームで対決!同じ仲間を見つけて守りながら相手を攻めろ!
▽様々な武器カードを駆使して相手チームを攻撃!
斬(ZAN)の詳細データ
『斬(ZAN!)-サムライソード-』は、中世の日本を舞台に暗闘を繰り広げるカードゲーム。
プレイヤーは、将軍・侍の幕府側、幕府転覆を目論む忍者、そして無頼の浪人に分かれ、お互い正体を隠してゲームを進める。
プレイヤー同士で正体を探りながら、自分の勢力に勝利をもたらすべく、表の顔である信長、武蔵、千代女などのキャラクターの特殊能力を駆使して闘う、正体隠匿型の時代劇推理ゲームだ。
(Amazon.co.jpより)
作品名:斬ZAN(英語:ZAN)
デザイナー:エミリアーノ・シアーラ(イラスト:ウェルテル・デルエデラ)
メーカー:ホビージャパン(日本語版)
系統:人狼・正体隠匿系/チーム戦&協力系/駆け引き&心理戦系/ブラフ系
人数:3~7人用
時間:20~40分
対象年齢:8歳以上
ルール難易度:★★☆☆☆
斬(ZAN)のルール(遊び方)
- 各プレイヤーに1枚づつ役職カードを配ります。役職は幕府陣営(将軍・侍)、忍者陣営、そして第三勢力の浪人(5人以上の場合)とチームが別れています。※さらに「信長」や「秀吉」など、役職のキャラクターによってもそれぞれ能力が異なります。
- 将軍の役職カードは公開し全員に知られます。(将軍を助けるのか、攻撃するかで誰がどの陣営か推理することができます。)
- 名誉ポイント(サクラ)、体力ポイント(ハート)、武器カードをそれぞれ配り終えたらゲームスタート。
- 武器カードを使用し、他のプレイヤーを攻撃したり、自分の守備力を上げたりできます。攻撃時は攻撃力の他に「2つ隣には届かない」などの距離を考慮する必要があります。(近距離は刀、遠距離には手裏剣など。)
- 攻撃を受けて体力ポイントがゼロになったら名誉ポイントを1つ失います。
- 誰か一人の名誉ポイントが全て無くなった時点でゲーム終了。名誉ポイントの合計が一番多いチームが勝利です。
▽名誉ポイント(サクラ)と体力ポイント(ハート)
▽公開することで装備できる武器カードもあります。
斬(ZAN)はこんな人におすすめ!
- 人狼ゲームなどの正体隠匿系のボードゲームが好きな人
- カードゲームが好きな人
- 大人がワイワイ楽しめるゲームが欲しい人
- 和風テイストのゲームが好きな人
- キル・ビルが好きな人
斬(ZAN)のおすすめポイント
大人が楽しむ“正体隠匿系チャンバラカードゲーム”
海外のゲームクリエイターが作った和風カードゲーム「斬(ZAN)-サムライソード-」。
「幕府陣営」と「忍者陣営」に分かれてさらにそれぞれ「将軍」などの役割を担い、相手チームを倒すという“正体隠匿系チャンバラカードゲーム”です。
役職は伏せて配られお互いに誰がどの陣営かわからないので、人狼ゲームが好きな人は間違いなく楽しめますね!
5人以上で遊ぶのがおすすめで、どちらのチームにも属さない第三陣営の「浪人」が加わることにより、さらにゲーム展開が面白くなります。
他の正体隠匿系ボードゲームとの違いとして、侍陣営の「将軍」という役職は“最初からオープン”にされます。
全員に役職を知られるのですが、将軍を守るのか?攻めるのか?で最初から駆け引きが始まります。
将軍を守るフリをして、あるタイミングで一気に総攻撃をすることもできます。
武器カードの引きと使い方によって逆転は十分にできるので、最後まで熱いですね。
時間は30分程度なので、軽すぎず、重すぎず丁度良いプレイ感。
8歳から遊べますが、ゲーム内容や駆け引きの楽しさを考えると個人的には大人がワイワイ楽しむカードゲームとしておすすめです。
版画や浮世絵の様な和風のカードデザイン!
海外のクリエイターが作ったカードゲームですが、和風のコンポーネントデザインが良いですね!
いかにも海外の人が好きそうなテイストの絵柄で、版画や浮世絵のような雰囲気もあります。
「信長」「秀吉」「謙信」など、歴史上の人物の特徴が良く出ています。
中箱サイズですが、様々なカードが入っているのでやりごたえはあります。武器カードを集めるのも楽しいです。(笑)
斬(ZAN)はボードゲーマーには有名だと思いますが、ボードゲームショップでもあまり見かけないのは残念ですね。
現在は新しい追加キャラクターや8人まで遊べる拡張セット「斬(ZAN)-ライジングサン-」が発売されているので、さらに大人数で遊びたい時は必須ですね。
誰がどの陣営かわからないまま行うカードチャンバラはカオスな展開で面白いです。(笑)
▽斬(ZAN)基本セット
▽8人まで遊べる斬(ZAN)拡張セット(遊ぶためには基本セットが必要です。)