ボドナビ@YU(@boardgameblog2)です!
今回は初心者向けにワンナイト人狼のルールをわかりやすく解説!
様々なボードゲーム会に参加しているとゲーム初心者の方から「人狼ゲームをやってみたいけどルールがよくわからない」という声をよく耳にします。
TV番組の影響なので人気が高くなった人狼ゲームですが、興味はありながらも初心者にはハードルが高いと感じてなかなか参加しづらいようですね。
そんな方には今回紹介する「ワンナイト人狼」がおすすめです!
一般的な人狼ゲームよりもルールがシンプルで、1ゲームの時間も短いので遊びやすくなっています。
もちろんしっかりと人狼ゲームの面白さも楽しめるので、まだプレイをしたことがない人はぜひ遊んでみてください!
目次はこちら
ワンナイト人狼とは
TV番組の影響などにより人気に火がついた「人狼ゲーム(汝は人狼なりや?)」は狼男狩りをモチーフとしたパーティーゲームですが、通常の人狼ゲームはゲームマスター(司会進行役)がゲームに参加できなかったり、早く処刑された人が待ち時間が多くなるという不満点がありました。
この「ワンナイト人狼」は少人数でゲームマスターも一緒に遊べ、さらに1ゲーム10分程度で手軽に遊べるように改善されており、誰でも盛り上がれるパーティーゲームになっています。
ワンナイト人狼の物語
ある片田舎の小さな村は人狼の脅威にされされていた。
毎夜毎夜、村人は人狼の毒牙にかかり、とうとう残すところあと数人となった。
この数人の中から人狼を見つけ出し、村の平和を取り戻しましょう。
(説明書より)
ワンナイト人狼の基本情報
人数:3~7人
時間:10分
対象年齢:10歳以上
ルール難易度:★☆☆☆☆(初心者でもすぐに遊べます)
ゲームの目的&勝利条件
- 人間チーム:人狼を見つけて処刑すること。
- 人狼チーム:人狼を騙して処刑されないこと。
ワンナイト人狼(基本セット)で使用する役職の説明
▽基本セットの役職は全部で4種。8人までプレイできます。
人間チーム
・村人:特殊な能力はありません。
他の人に質問をしながら情報をあつめて人狼を処刑しましょう。
・占い師:他の人のカードを占うことができます。(こっそり見ることができます。)
人間チームにとって大切な情報となりますので、自信を持って伝えましょう。
・怪盗:自分と他人のカードを交換できます。
人間チームと交換した場合村に有利に行動できますが、人狼と交換した場合はその時から人狼として行動しなくてはいけません。
人狼チーム
・人狼:人間に正体がバレないように村人、占い師、怪盗に化けて村を混乱させましょう。
仲間の人狼がいる場合は協力して人間チームを騙しましょう。
【注意】ワンナイト人狼で使用するカードは人数により異なります。
ワンナイト人狼ではプレイヤー数+2の枚数のカードを使用します。
おすすめの組み合わせは以下の通り。
- 3人で遊ぶ場合…人狼2枚、村人1枚、占い師1枚、怪盗1枚。
- 4人で遊ぶ場合…人狼2枚、村人2枚、占い師1枚、怪盗1枚。
- 5人で遊ぶ場合…人狼2枚、村人3枚、占い師1枚、怪盗1枚。
- 6人で遊ぶ場合…人狼2枚、村人4枚、占い師1枚、怪盗1枚。
ゲームの準備
- ゲームマスター(進行役)を決めます。(人狼ゲーム経験者や年長者が適任)
- カードをシャッフルして裏向きに置きます。(使用するカードの種類と枚数は前述を参考)
- ゲームマスターを含む各プレイヤーは自分のカードを見て何の役職かを確認します。カードの役職を確認後、裏向きで戻します。
- 誰にも選ばれなかった残り2枚のカードはテーブルの中央に2枚まとめて置きます。
- ゲームのスタートです。
▽ゲーム中のカード配置。(4人プレイの場合)誰も選ばれなかった残りのカード2枚は中央に置きます。
ゲームの流れ(実践編)
おおまかなゲーム流れとして「夜の時間」→「昼の時間」という流れで進みます。
夜の時間、それぞれの役職は「占い師」→「人狼」→「怪盗」の順番で行っていきます。
昼の時間は誰を処刑するかを決める「議論タイム」と「投票」が行われます。
ゲームの進行はゲームマスターが声を出して行います。(マスターは自分の役職がバレないように進めてください。)
夜の時間
・ゲームマスターは「夜になりました」と言ってください。
プレイヤーは全員(マスター含む)目をつぶり、テーブルをカタカタと音を鳴らします。(音を鳴らす理由は動きを他の人に悟られないようにするため)
↓
・占い師のターン
マスターは「占い師の人は目を覚まし、誰か一人を占ってください。スタート。」と言ってください。
占い師は目を開けて「他プレイヤー1人のカードを見る」または「選ばれなかった2枚のカードを見る」のどちらかの行動を行います。
行動を行った占い師は目を閉じて待ちます。
※この間、プレイヤー全員で心の中で10秒を数え、10秒になった時に「10!」と声を出してください。全員が10と言ったら次の役職のターンへ。
↓
・人狼のターン
マスターは「人狼は目を覚まし、人狼同士目配せをしてください。スタート。」と言ってください。
人狼は目を開けて誰が人狼か確認します。(誰にも選ばれなかった2枚のカードの中に人狼が入っている場合など、人狼が一人しかいないこともあります。)
行動を行った人狼は目を閉じて待ちます。
※この間、プレイヤー全員で心の中で10秒を数え、10秒になった時に「10!」と声を出してください。全員が10と言ったら次の役職のターンへ。
↓
・怪盗のターン
マスターは「怪盗は目を覚まし、誰かの心を盗んでください。スタート。」と言ってください。
怪盗は目を開けて自分のカードと他のカードを交換することができます。(しなくても良い)
もし人狼のカードを交換した場合、あなたは人狼としてプレイしてください。(元人狼カードを持っていたプレイヤーは人間チームになります。)
行動を行った怪盗は目を閉じて待ちます。
※この間、プレイヤー全員で心の中で10秒を数え、10秒になった時に「10!」と声を出してください。全員が10と言ったら昼の時間へ。
昼の時間
・マスターは「夜が明けました。全員目を覚ましてください」と言い、全員が目を開けます。
・マスターは「それでは議論を開始します」と言い、タイマーをセットします。(5~10分)
・議論では人間チームは人狼を探すために、人狼チームは正体がバレないように立ち振る舞います。
占いの結果や怪盗の交換結果などを参考に人狼を推測していきます。
人狼は誰かになりすますなど、ウソをついて人間チームを欺きます。
・時間が経ちタイマーが鳴ると議論終了です。
↓
・マスターは「裁判の時がきました」と言い、全員でせーの!で処刑するプレイヤーを指差しします。最も投票数の多いプレイヤーが処刑されます。
・処刑されたプレイヤーはカードを表面に向け自分の役職を発表します。
・人狼を処刑できれば人間チームの勝利。人間を処刑した場合は人狼チームの勝利です。
※ゲームの勝敗について詳しくは下記に記載します。
ゲームの勝敗について
- 投票数の一番多い人が人狼の場合→人間チームの勝利。
- 投票数の一番多い人が人間の場合→人狼チームの勝利。
- 投票数が2対2など同数の場合→2人とも処刑されます。処刑された2人のどちらかに人狼がいれば人間チームの勝利。
- 投票数が全員バラバラの場合→処刑される人はいません。人狼が1人もいない場合はプレイヤー全員の勝利。プレイヤーの中に人狼が1人でも残っていた場合は人狼チームの勝利です。
※まれに誰にも選ばれなかった残りの2枚のカードが2枚とも人狼カードということがあります。(プレイヤーの中に人狼がいない、このような状況を平和な村と呼ばれます。)
プレイヤーの中に人狼がいなと思われる場合は、全員右隣に投票するなどの提案をしてバラバラに投票しましょう。
ワンナイト人狼をさらに楽しむために
・夜の行動の際にカードがこすれる音などが立つのを防ぐ為に、テーブル中央にマット(ひざかけ等でも可)を敷くのがおすすめです。
・タイマーがあるとテンポよくゲームが進みます。
議論の時間は5分~10分がおすすめですが、短期決戦の1分で決める「1分人狼」も面白い!
・「自分が人狼であることをバラす行為」はNGにした方が盛り上がります。
・基本セット以外にも「モンスターver」や「超人ver」が発売さてており、基本セットと混ぜて遊ぶことも可能!
新しい役職が加わり、より白熱したゲーム展開が楽しめます!
ワンナイト人狼のルールは簡単で誰でも楽しめる!
「ワンナイト人狼」は一般的な人狼ゲームの面白さは残しつつ、1ゲームの時間を短くルールを簡単にした誰でも遊びやすく改善されたカードゲームです。
パッケージも小さくでどこでも手軽に持ち運びができるので、ボードゲーム会だけでなくプライベートの集まりや飲み会などでもサッと楽しむことができますね!
基本のワンナイト人狼に慣れてきた人は「モンスターver」や「超人ver」を混ぜて遊ぶことで飽きずに遊べますね!
個人的にはモンスターverに入っている「吊り人」(処刑されたら勝利)の役職が好きで、これを追加することでさらに推理が必要になります。
もう少し深い議論や駆け引きを楽しみたい人にはおすすめです。
ワンナイト人狼は一つあると使い勝手が良いカードゲームです!ルールを守って楽しく遊びましょう!
▽基本セットはこちら
▽「吊り人」や「ゾンビ」などの役職が入ったモンスターverはこちら
▽「狂人」や「CIA」などの役職が入った超人verはこちら