YU@ボドナビ(@boardgameblog2)です!
今回は準備不要!サクサク進む!誰でも気軽に楽しめるTRPG「のびのびTRPG ザ・ホラー」をレビューします!
「のびのびTRPG」は敷居が高い一般的なTRPGをカードを使うことによって遊びやすくしたカードゲームです。
一般的なTRPGは準備でシート類を準備したり、キャラクター作成に時間がかかったり、深い世界観がゆえに初心者がとっつきにくい側面もあります。
そこで、この「のびのびTRPG」ではキャラクターやイベントをカードにすることで、そういった“めんどくさい”を一気に解消したゲームになっています。
使用したいキャラクターをカードで選び、イベントもカードを引いて発生します。
判定はサイコロを使うのでわかりやすいですね。
ロールプレイ(会話やセリフ)で成功or失敗が決まることもありますが、このユルさがあるのでTRPG初心者も安心して遊べます。
TRPGはおどろおどろしい世界観のものが多いですが、のびのびTRPGはかわいいキャラクターばかりなので、小学校くらいの子供でもプレイ可能。
初心者や未経験の方にTRPGの入門編としておすすめです。
▽のびのびTRPG ザ・ホラー
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目次はこちら
のびのびTRPG ザ・ホラーってどんなボードゲーム?
- 準備不要!サクサク進む!誰でも気軽に楽しめるTRPG!
- わかりやすいルールで、TRPG未経験でも楽しめる!
- 親しみやすいキャラクターでワイワイ盛り上がる!
のびのびTRPG ザ・ホラーの評判
のびのびTRPG
GM不要な、PL全員でのびのびと遊べるシリーズです。ザ・ホラーではPLはみな同じ事件・災害に見舞われ、職業も現在地もバラバラのPCたちが、はぐれたり合流したり自由に行動しながら、自分たちの物語を完成させることを目指します。TRPG入門にぴったりです。pic.twitter.com/lYiS64F3sq— ボードゲームを紹介する山田三郎bot(一郎監修) (@BGintro3) 2019年6月28日
久しぶりにGMをやりました。『のびのびTRPG』は準備無しで始められるTRPG風ゲームで良い。ああ楽しい。
田舎に帰省したアイドルが実は宇宙人とのハーフで、その記憶を村ぐるみで神社の地下に隠していたという村ホラーが出来上がりました。即興劇としてはまずまずだ。 pic.twitter.com/LpOiOEW4Jr
— 上江洲 誠 (@uezux) 2019年3月31日
のびのびTRPG楽しかったです。2回目のカードの引きヤバすぎてthe厨二になった。 pic.twitter.com/zs8vzMT86r
— 暇神へるへる (@hellhell_13) 2019年6月29日
のびのびTRPG ザ・ホラーはこんな人におすすめ!
- TRPG初心者の人。
- コミュニケーション系のゲームが好きな人。
- 仲間と協力してクリアしたい人。
- ゆるいゲームが好きな人。
- 中二病に侵されている人。
▽カードを使ってゲームが進むのでTRPG未経験者でも遊びやすい!
のびのびTRPG ザ・ホラーの詳細データ
かんたんでさくさく遊べる『のびのびTRPG』のホラー版!
インディーズ版はカード88枚で構成されていたが『ザ・ホラー』は156枚と大幅にボリュームアップ!廃校で、ショッピングモールで、夢の中で、殺人現場で――
カードをめくるごとに遭遇する数々の怪異、えもいえぬ恐怖。
キミたちの想像力とおしゃべりだけで物語は誰もが予想できない無限の展開を迎える!みんなでワイワイお化け屋敷をくぐり抜けるような初心者こそがのびのび遊べる新感覚TRPG!
(Amazonより)
- 作品名:のびのびTRPG ザ・ホラー(英語:nobinobi trpg the horror)
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デザイナー:今野隼史(代表作:のびのびTRPGなど)
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メーカー:アークライト
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ジャンル:チーム戦&協力系/ワイワイ&パーティー系/サイコロ系/コミュニケーション系
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プレイ人数:1〜5人
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プレイ時間:30〜60分
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対象年齢:10歳以上
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ルール難易度:★☆☆☆☆(初心者でもすぐに遊べます)
のびのびTRPG ザ・ホラーの目的(概要)
TRPG(テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム)と言うのは、会話とダイス(サイコロ)を使ってみんなで物語を紡いでいくゲームである。
世の中には様々なTRPGが星のように無数にあるが、いま君が手にしている「のびのびTRPG ザ・ホラー」はその中でもひときわ簡単なもの。
ちょっぴり怖いTRPGでもあり…そして抜群に楽しいTRPGだ。たぶん。
事前の準備も、戦略的な駆け引きも、筆記用具も必要ない。
気の合う何人かの仲間がいれば、それだけで大丈夫。
カードをめくって脈絡のない場面をつなぎ、会話とダイスと笑と悲鳴を添えれば、たちどころに君たちだけのホラーストーリーができあがるだろう。(場合によってはコメディーにもなる)
(「のびのびTRPG ザ・ホラー」説明書より)
内容物確認
- PCカード:12枚
- 光カード:30枚(+ブランク2枚)
- 闇カード:30枚(+ブランク2枚)
- イントロダクションカード:8枚(+ブランク2枚)
- 画面カード:64枚(+ブランク4枚)
- クライマックスカード:12枚(+ブランク2枚)
- GMタイル:1枚
- 場面PCタイル:1枚
- 矢印タイル:6枚
- 遊び方説明書:1冊
- ゲーム進行カード:5枚
- 6面体ダイス:6個
▽内容物一覧。カードが多いです。
▽PCカード。両面でデザインが異なります。
▽イントロダクションカード。導入で使用され、ゲームの世界観を決定します。
▽場面カード。様々な場面(イベント)が起こります。
▽光カード。スキルアップする効果が多いです。
▽闇カード。あまり受け取りたくないものも…。
▽クライマックスカード。ゲームの終盤で引き、プレイヤーの最後の試練になります。
▽GMタイルと矢印タイル。
▽サイコロ。白と赤の2種類×3個づつ。
▽ゲーム進行カード。各プレイヤーが持っておくと便利。
のびのびTRPG ザ・ホラーの準備
- PCカードを選ぶ
- 最初のGMを(じゃんけんなどで)決める
- 最初の場面PCを決める
- イントロダクションカード1枚引く
PCカードを選ぶ
12種類あるので、参加者全員で話し合って選ぼう。
カードの裏表で絵柄が違うけど、能力に差は無い。好きな方を選ぼう。
▽1人1枚づつPCカードを選びます。
内容物を場の中央に置く
「場面カード」「光カード」「闇カード」をよく切って山札とし、場の中央に置こう。
ダイス(サイコロ)もみんなが手を伸ばせる場所に転がしておこう。
「イントロダクションカード」と「クライマックスカード」は、それぞれ最初と最後にしか使わないから、離れた場所にあっても大丈夫。
▽3種のカードを場の中央に置きましょう。
最初のGMと場面PCを決める
じゃんけんなど適当な方法で最初のGMを決めよう。
TRPG経験者がいたらその人にやってもらうのもいいかも。
GMが決まったら、そのプレイヤーは「GMタイル」を受け取ろう。
その左側のプレイヤーが「場面PCタイル」を受け取り、最初の場面の主人公となる。
▽その時のGMを示すGMタイル。
▽GMの左隣の人が場面PCになります。
イントロダクションカードを1枚引く
誰かが「イントロダクションカード」を1枚引き、読み上げる。
みんなで物語の導入を想像すれば準備は全て整った。
GMはゲームの始まりを宣言しよう!
▽イントロダクションカードを引いてゲームスタート!
のびのびTRPG ザ・ホラーのルール(ゲームの流れ)
- GMは画面カードを1枚引き、読み上げる。
- 場面PCはカードに従って「判定」が「ロールプレイ」で事態の解決に挑む。
- 場面PCは、判定成功なら光カードを、失敗なら闇カード1枚得る。
- 処理が終わったら、GMと場面PCはそれぞれ左隣のプレイヤーに移る(タイルを左に渡そう)。
これを1つの流れとし、繰り返すことでゲームを進行する。
場面カードと物語の整合性
多くの場合、新しく引いた「場面カード」と過去にひかれた「場面カード」には整合性がないはずだ。
GMはなんとなく話がつながるように工夫してみよう。
無理矢理にでも珍妙でも良い。
即興の思いつきが誰も予想しもしなかった展開を呼び込むかもしれない。
▽場面カードでイベントが起こります。
手に入れたカード
場面PCが手に入れた光カードや闇カードは、表の状態で手元に置いて全員に見えるようにしよう。
判定について
- 場面PCは2D(ダイス2個)を振り、場面カードが指定する「力」または「技」の数値を加える。
- その数値が場面カードに書かれた目標値(「力:○」などで表記される数値)以上なら判定は成功。目標値を下回ったら、判定は失敗となる。
特殊な判定(みんな一斉にダイスを振ったり)が出た場合、カードの指示に従おう。
▽PCカードの数字とサイコロの数字を足して判定を行います。
▽今回は判定成功なので光カードをゲット!
「スキル」について
PCには固有に「スキル」があり、それを使うことで判定を有利にすることができる。
また光カードや闇カードでスキルを得ることもある。
以下のルールを守って、スキルを使ってみよう。
- 使えるタイミングとして「自身の判定」「他者の判定」などが併記されているので、それに従おう。
- 場面PCが判定のダイスを振る前に、使用を宣言する。
- 例外が書かれていない限り、ひとつの場面で使えるスキルは1人ひとつだけ。
ロールプレイ
場面カードの指示に従い「PCとしての言動」を発言する。
これがロールプレイ…TRPGの「RP」を占める本質的な部分だけど、ここに仰々しい縁起は必要ない。
普通の話し方で、「ああした」「こうする」と喋るだけで十分だ。
周りのプレイヤーも参加して、大いに盛り上がると良い感じ。
成功失敗の判断
ロールプレイの結果を成功とするか失敗とするかはGMが判断する。
「セリフがかっこいいので成功」でも「セリフがかっこよすぎたので失敗」でもどんな判断をしても構わない。
ゲームのクライマックス
順番が3周したら(全員がGMや場面PCを3回ずつ経験したら)物語は佳境を迎える。
PC全員で壮大な判定に挑もう。
▽最後の盛り上がりを演出するクライマックスカード!
クライマックスの判定について
GMはいないものとして扱われる。ルールの解釈が全員で行うこと。
をカードに指示がない限り、「力」「技」は足せず、「常時」「すべての判定」を除くスキルも使用できない。
「NPC(ノンプレイヤーキャラクターの略)」とはPC以外の登場人物で画面カードや光/闇カードによって登場する。
冒険の結果を語り合う
たとえ判定に失敗しても、ゲームそのものが失敗に終わるわけではない。
それまでの伏線で何とかなるかもしれないし、次回にリベンジの機会を持ち越すかもしれない。
あえて言うと…みんなで「楽しい時間が過ごせた」なら、今回のゲームが成功かもしれない。
物語の結末についてみんなで雑談したらゲームが終了する。
時間がまだあるなら、席替えしてもらうもう一度旅に出るのも良いだろう。
▽のびのびTRPG ザ・ホラーのルール説明等はこちらのプレイ動画がわかりやすいです。
のびのびTRPG ザ・ホラーの遊び方例
ここからは実際にのびのびTRPG ザ・ホラーを遊ぶ流れを説明します。
今回は4人でプレイしました。
▽PCカードは男子大学生を選択。普通な人もゲームには必要ですよね。
▽最初の場面PCになりました。
▽イントロダクションカードは「呪われた学校」。学校の怪談的な?
▽場面カードは「あの闇の彼方に」。
▽サイコロを振って判定!結果は失敗!
▽失敗したので闇カードを受け取ります。
▽2周目の場面カード。
▽今回も判定で切り抜ける!
▽見事成功!光カードをゲット…って魔法少女?!
▽いよいよ終盤、クライマックスカード!「脱出ヘリへ急げ」一人ずつサイコロを振って判定します。
▽闇カードの枚数を数値として合計し、見事クリア!まさか「はずかしい本」が役立つとは思わなかった(笑)
のびのびTRPG ザ・ホラーのおすすめポイント
準備不要!サクサク進む!誰でも気軽に楽しめるTRPG!
「のびのびTRPG ザ・ホラー」は敷居が高いイメージのあるTRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)を誰にでもわかりやすく手軽に遊べるようにしたカードゲームです。
ゲームの流れは基本的なTRPGと同じで、ざっくり言うとキャラクターを選ぶ→イベントが発生→サイコロなどで判定(成功or失敗)→キャラクターの成長→クライマックスという流れです。
一般的なTRPGは専用のシートを使ってキャラクター制作をするのですが、これに時間がかかります。ゲームの世界観も深いものが多く、初心者の人にはついていけない場合があります。(これはこれで面白いんですけどね。)
そういったTRPGを遊ぶハードルを低くしたのが「のびのびTRPG」です!
TRPGは準備がめんどくさかったりしますが、のびのびTRPGではシート類などをコピーする必要も無し!
使用したいキャラクターをカードで選び、世界観やイベントもカードを引くだけ!
指示がシンプルで判定もわかりやすいです。
また、のびのびTRPGでは「ロールプレイ」というルールがあります。
プレイヤーの発言やセリフで成功or失敗が判定されるわけです。ユルい。笑
このユルさがあるおかげでTRPG初心者の方もビビらずに参加できますね。
難易度の高いガチのTRPGが好きな方には物足りないかもしれませんが、TRPG未経験や初心者の入門編としておすすめです。
わかりやすいルールで、TRPG未経験でも楽しめる!
プレイ時間は30〜60分程度。
一般的なTRPGは短いものでも2〜3時間なので、それに比べるとかなり早いです。
イベントカードも豊富に入っていて毎回展開がかわるので、キャラクターを変えてプレイしてみるのも良いですね。
プレイ人数は1〜5人。個人的には4〜5人と多い人数でワイワイ遊ぶのが好きですが、じっくり遊びたい時は1人プレイもおすすめです。
ルールや進行がわかりやすいので、TRPG未経験や小学校高学年くらいの子供でも楽しく遊べますね。
親しみやすいキャラクターでワイワイ盛り上がる!
ホラーとは銘打っていますが、デザインは親しみやすいキャラクターとタッチで恐ろしさは抑えられています。
有名なTRPG「クトゥルフの呼び声」と比べるとかなりマイルドです。笑
サイズは中箱サイズですが、中身の割に厚みがないので収納も便利。
値段は3000円程度(Amazon)で、これ一つで必要なものが揃うのでとても遊びやすいです。
東急ハンズ等では売っていないので、通販かボードゲームショップで購入できます。
▽のびのびTRPG ザ・ホラー
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