【ボードゲームのおすすめ・レビュー】「海底探険」~ゲームマーケット大賞も受賞したお手軽チキンレース!~

シェアする

海底探険

YU@ボドナビ(@boardgameblog2)です!

今回は手軽に遊べるチキンレースボードゲーム!「海底探険」をレビューします!

海底探険は過去にゲームマーケットで大賞も受賞したゲームでAmazonの評価もずっと高いですね!

大賞を受賞した当時に何度もプレイしましたが、久しぶりに遊んでみるとやっぱり面白いのでレビューを書くことにしました。

プレイヤーは潜水士となり海底に沈む財宝を取りに行きます。

しかし、潜水艦にある空気はプレイヤー共通です!財宝を持てば持つほど多く空気がなくなるので欲を出しすぎてはいけません。

他を出し抜こうと一人で深く潜るプレイヤーも出てきます。度胸試しと駆け引きが熱い!

「それ以上行くな!」「財宝を置いていけ!」とワイワイ言いながら楽しめるゲームですね。笑

シンプルなルールとコンパクトなサイズ、オシャレなデザインでボードゲーム初心者でもとっつきやすいです。

時間も30分程度とサクッと楽しめるので大活躍のボードゲームの一つです。

▽海底探険

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

海底探険ってどんなボードゲーム?

  1. ゲームマーケット大賞も受賞したチキンレースゲーム!
  2. 子供から大人まで、6人まで遊べてプレイヤーを選ばない!
  3. コンパクトでオシャレなデザイン!

▽潜水艦の空気は全員の潜水士で共有します。
海底探険

海底探険の評判

海底探険はこんな人におすすめ!

  • チキンレースが好きな人。
  • 他の人を出し抜きたい人。
  • 自分の欲が抑えられない人。
  • 運が強い人。
  • 海が好きな人。

海底探険の詳細データ

海底に眠る財宝を探索するのは潜水艦に乗り合わせた欲張りな探険家たち。
潜水服に身を包み勇んで宝探しに向かいますが、なんとこのオンボロ潜水艦では、すべての探険家がひとつの空気タンクにつながっているのです。
はたして探険家たちは無事に宝を持ち帰ることができるのでしょうか…?
(Amazonより)

  • 作品名:海底探険

  • メーカー:オインクゲームズ

  • ジャンル:ワイワイ&パーティー系/駆け引き&心理戦系/サイコロ系/すごろく系

  • プレイ人数:3~6人用

  • プレイ時間:30分

  • 対象年齢:8歳以上

  • ルール難易度:★☆☆☆☆(初心者でもすぐに遊べます)

受賞歴:ゲームマーケット大賞(2015年)

内容物確認

▽内容物一覧。オインクゲームズさんのデザインはどれもシンプルでオシャレ。
海底探険

▽潜水艦ボードと空気マーカー。
海底探険

▽潜水士コマ。ミープルと違って“どちらに向いているか“が重要です。その理由は後ほど。
海底探険

▽木のサイコロもいい感じ。さいの目は1〜3までしかありません。
海底探険

▽遺跡チップ。ランクが1〜4まであります。
海底探険

▽ランク1の遺跡チップも裏返すと0〜3ポイントまでありますね。
海底探険

▽遺跡チップの裏面。ランクが高くなるほど高得点が得られます。
海底探険

▽ブランクチップ。遺跡チップを取ったら変わりにこのブランクチップを置きます。
海底探険

ゲームの目的(概要)

貧乏な探険家たちが一攫千金を目指して海底遺跡に財宝を取りに行きます。

全員がライバル同士ですが、予算のために仕方なく1つの潜水艦を共同で借りることになりました。

このオンボロ潜水艦では全員で1つの空気タンクを共有しなければなりません。

空気がなくなる前に潜水艦に帰らないと全ての財宝を落としてしまいます。

さあ、誰が一番たくさんの財宝を持ち帰ることができるでしょうか?

(説明書より)

勝利条件

このゲームはラウンド制で進行します。

3ラウンド終了時点で遺跡チップ裏面の合計得点が一番多い人の勝利です。

同点の場合は、よりランクの高い遺跡チップが多いプレイヤーの勝利です。

ゲームの準備

  1. 潜水艦ボードを中央に置きます。
  2. 空気マーカーを潜水艦ボードの「25」に配置します。(残っている空気の量を表す)
  3. 全ての遺跡チップを裏返しにしてレベル毎に混ぜます。その後、潜水艦から一筆で繋がるように並べます。(写真参照)
  4. 各プレイヤーは一人一つづつ担当する探険家コマを潜水艦に置きます。
  5. 最初のプレイヤーを決めます。(一番最近海に潜った人など)

▽潜水艦ボードに空気マーカーを置きます。
海底探険

▽遺跡チップは一列になるようにつなげて並べます。(繋がっていればどの形でも良い)
海底探険

海底探険のルール(ゲームの流れ)

プレイヤーは下記の1〜4の順番で手番を行います。

手番は時計回りに行い、全員が潜水艦に帰るか、誰かの手番開始時に空気がなくなっていたらラウンド終了になります。

  1. 空気を減らす
  2. 引き返すかどうか宣言する
  3. サイコロを振り、コマを進める
  4. 探索する

空気を減らす

現在のラウンドで獲得した自分が持っている遺跡チップの数だけ潜水艦ボードの空気を減らします。

※以前のラウンドで獲得した遺跡チップ(=財宝)はカウントません。

空気が0になった時に手番のプレイヤーは手番の最後までプレイできます。

潜水艦に帰ってきたプレイヤーは空気を減らしません。

引き返すかどうか宣言する

「引き返す」「引き返さない」を宣言します。(宣言しない場合は前の手番と同じ方向へ進む)

※引き返すことができるのはラウンド中で1回だけです。

引き返す場合は探険家コマの向きを変えます。

▽最初は前に進むので前向きにします。
海底探険

▽後ろに戻ることを宣言したら後ろ向きにします。
海底探険

サイコロを振り、コマを進める

サイコロを2つ振り、出た目の合計値進むことができます。

ただし、そのラウンドで拾った遺跡チップがある場合はその枚数分をサイコロの合計値から引きます。

進む途中で他のプレイヤーの探険家コマがあった場合は、そのマスはカウントせずに飛び越えることができます。

一番置くまでたどり着いた場合はカウントが余っていても最奥でストップします。

探索する

止まった場所では以下の3から1つを選択します。

  1. なにもしない
  2. 遺跡チップを拾う(遺跡チップを受け取り、代わりにブランクチップと入れ替えます。)
  3. 遺跡チップを置く(止まった場所がブランクチップだった場合、遺跡チップ1枚と入れ替えます。)
拾った遺跡チップは潜水艦にたどり着くまで表を見ることはできません。

手番が終了したら時計回りのプレイヤーに手番が移ります。

▽遺跡チップを拾ったら同じ場所にブランクチップを置きます。
海底探険

ラウンドの終了

全員が潜水艦に戻るか空気がなくなってしまったらラウンド終了です。

  1. 潜水艦に戻ったプレイヤーと戻れなかったプレイヤーの処理
  2. ブランクチップの整理

を行います。

「潜水艦に戻ったプレイヤー」と「戻れなかったプレイヤー」の処理

  • 潜水艦に戻ったプレイヤーは拾った遺跡チップを表にすることで“財宝”として勝利ポイントになります。

  • 潜水艦に戻れなかったプレイヤーは遺跡チップ(=財宝)を全て海底に落としていまいます。
    潜水艦から離れているプレイヤーから順番に遺跡チップを潜水艦から一番遠い遺跡チップの次に3枚づつ重ねて置きます。

4枚目は次の場所につなげるように置きます。

3枚重ねて置かれたチップは次回のラウンド以降、1枚の遺跡チップと同様に扱います。(1度に3枚取れる、空気の減りも1とする、サイコロの出目のマイナスの1枚分として計算する)

ただし得点は3枚分となります。

▽潜水艦に戻ってからそのラウンドで取った遺跡チップをオープンにできます。
海底探険

▽潜水艦に戻れなかった人の遺跡チップは3枚ごとにまとめて最後の列につなげます。
海底探険

ブランクチップの整理

場に出ているブランクチップを取り除き、スキマを遺跡チップで詰めるようにしてつなげます。

(距離が短くなるので、次のラウンドではさらに奥の高得点の遺跡チップに進みやすくなります。)

ブランクチップの整理が終わったら一番潜水艦から遠かったプレイヤーから次のラウンドを始めます。

全員戻ることができた場合は最後に潜水艦にたどり着いた人から始めます。

▽ブランクチップを取り除きます。
海底探険

▽スキマを隣の遺跡チップで埋めてつなげます。
海底探険

ゲームの終了と勝敗

3ラウンドを終わった時点でゲーム終了です。

各プレイヤーは獲得した財宝のポイントを合計し、合計得点が多い人の勝利です。

(同点の場合はレベルの高い遺跡チップが多いプレイヤーの勝利)

▽海底探険のルール説明等はこちらのプレイ動画がわかりやすいです。

海底探険の遊び方例

ここからは実際に海底探険を遊ぶ流れを説明します。

▽スタートプレイヤー(私)からサイコロを振ります。サイコロの出目の合計は3。
海底探険

▽3つ進んで遺跡チップをゲット。代わりにブランクチップを置きます。
海底探険

▽次のプレイヤーは4でした。
海底探険

▽4つ進みます。(人がいる場所はカウントせず飛び越えることができます。)
海底探険

▽1ターン目の終了時。後の人は人を飛び越えて行けるので先に進みやすいですね。これが今後の展開でどう影響するか…。
海底探険

▽2ターン目からは拾った遺跡チップの枚数を引いた数しか進めません。今回は3。
海底探険

▽段々と差が付き始めてきました。ただし、奥に進みすぎると戻ってこれないから気をつけて!
海底探険

▽これ以上進むと潜水艦に戻れないと判断しUターン。
海底探険

▽ヤバイと気づき始めたのかみんな一斉に引き返します。笑
海底探険

▽結局誰も戻れませんでした。笑 持ち帰れなかった遺跡チップは最後列の後ろにつなげます。
海底探険

▽さっきの教訓を踏まえて、2ラウンド目はみんな早めに引き返しますね。
海底探険

▽先に進みすぎたグリーンが間に合わない!欲を出したらダメなゲームです。
海底探険

▽無事に遺跡チップを持ち帰ることができました!得点は…
海底探険

▽合計26点!やったー!
海底探険

▽戻れなかったプレイヤーの遺跡チップを更につなげます。さすがに3ラウンド目となると高得点が期待できます!
海底探険

▽また調子に乗って先に進むグリーン。笑
海底探険

▽最後の最後まで気が抜けない白熱の戦い!
海底探険

結果は2ラウンド目の得点が効いて私の勝利!

欲を出さずに確実に得点チップを持ち帰ることが勝利の秘訣ですね。

まぁなかなか思い通りにはならないのですが、駆け引きが面白かったです!

海底探険のおすすめポイント

ゲームマーケット大賞も受賞したチキンレースゲーム!

「海底探険」はゲームマーケットで大賞も受賞した人気ボードゲームです。

Amazonでの評価もずっと高いですね!

潜水士たちが海底の財宝を集めるというわかりやすい話ですが、このゲームの面白いポイントは「空気を共有する」という点。

財宝の数が多いほど酸素の減少量も多くなるので、一人の欲張りさんが財宝を多く取るとあっという間に全滅します。

「それ以上行くな!」「財宝を手放せ!」と言い合いが面白いですね。笑

ランクの高い遺跡チップほど高得点が狙えますが、点数まではわからないのでドキドキ感がたまりません!

チキンレースの要素とサイコロの運のバランスがよく取れているボードゲームです。

子供から大人まで、6人まで遊べてプレイヤーを選ばない!

プレイ人数は3〜6人と幅広いですが、6人の場合はあっという間に空気がなくなります。

じっくり遺跡チップを狙いたい人は3人で、ワイワイとパーティーゲームっぽく楽しみたい人は6人で遊びましょう。

プレイ時間は30分程度なので手軽に楽しめますね。

友達同士だけでなく、子供でも遊べるので家族で楽しむこともできます。

テーブルに遺跡チップを長くつなげるので広いスペースを確保してやりましょう。

コンパクトでオシャレなデザイン!

コンパクトサイズ&シンプルでオシャレなデザインで有名なオインクゲームズ。

この「海底探険」もそのフォーマットに沿って作られています。

値段も2000円程度とお手頃価格ですね。

持ち運びも便利で、ボードゲーム会や友達の家での飲み会などとても使い勝手が良いので買って損はないですね。

ボードゲーム経験や人数も対応できるので活躍の場が多いです。

ボードゲームショップ以外でも販売されているので購入もしやすいですね。

▽海底探険