YU@ボドナビ(@boardgameblog2)です!
今回は品物を効率よく交換してお金を稼ぐ2人用カードゲーム「ジャイプル」をレビューします!
「ジャイプル」は昨年ころから面白いとウワサになっていて気になっていたのですが、やっと遊ぶことができました。
これは確かに面白い!2人用ゲームは他にもいくつかありますが、また違った面白さがありますね!
基本的には品物(カード)を交換してお金(トークン)を集めるというシンプルなルールです。
手札の持てるカードの数が決まっており、家畜となるラクダカードを効果的に使うなど、しっかり考えるポイントもあります。
タイミングによってはラクダカードを使うと相手に有利な市場になってしまう時もあります。
駆け引きも必要ですが、山札から新たに引かれるカードによって市場も変化するので、うまく手札とラクダカードを使わないといけません。
プレイ時間とこの駆け引きの楽しさのバランスがちょうど良いです。
簡単な計算ができれば子供でも楽しめますね。
カードやトークンのデザインもディズニーのアラジン(?)のようなテイストで美しいです。
2人用ゲームは少ないですが、手軽に楽しめるのでまだ未プレイの方は1度遊んでみると良いでしょう。
▽ジャイプル
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目次はこちら
ジャイプルってどんなボードゲーム?
- 品物を効率よく交換してお金を稼ぐ2人用カードゲーム!
- 短い時間でもじっくり楽しめる!
- カードやトークンのデザインが美しい!
▽簡単なルールで楽しめる2人用ゲームです。
▽入れ物も凝っています。トークンが取り出しやすいように斜めになっているのも嬉しい。
ジャイプルの評判
ゲーム紹介
【ジャイプル】
場のカードと手札を交換して、同じ品物を揃えて売却する2人用ゲーム。
同時に何枚からでも売ることができるけど、多いほどボーナスがつくので出来るだけ集めた方がお得…?
ラクダカードの使い方が鍵です🐪#ボドゲ #川崎 pic.twitter.com/x9iIRTIWv6— 【川崎店】JELLY JELLY CAFE / ボードゲームカフェ (@jelly2cafe_kwsk) 2019年3月7日
次男から「ゲームする?」と、まるで親孝行しようか?ってノリで言って来てくれた〜
ヽ(;▽;)ノ
大好きなジャイプルをやってもらい、ほとんどやった事ない次男相手に手加減無しで勝利!!#ひょっとして手加減されてるの私かも pic.twitter.com/zPxbXlhYmW— ささやん (@sasayan0909) 2019年3月12日
昨夜、大学時代の友人と遊んだ
『パッチワーク』と
『ジャイプル』を再アップ。
どちらもシンプルながら面白かった。
そして、友人が元気そうで
なによりだった。
久しぶりにお酒を入れながら、
いろいろ話し合った。
もっと話したかったぐらい。
またどこかで、会えたらいいなぁ pic.twitter.com/DUUDGv7JMc— 下村 健/シナリオライター (@qualia_shimoken) 2019年3月11日
ジャイプルはこんな人におすすめ!
- 2人用ゲームが欲しい人
- 駆け引きが好きな人
- 美しいデザインが好きな人
- 効率よくお金を稼ぐことが好きな人
ジャイプルの詳細データ
2009年の発売以来、世界の数々の賞を受賞し、日本にもファンの多い傑作2人用ゲーム「ジャイプル」の日本語版。相手よりも良いレートで品物を入手・販売してマハラジャの専属商人になろう!
ジャイプルは、インドのラジャスタン州の州都です。あなたは、毎週の終了時に対戦相手よりも裕福になることで、マハラジャ専属の商人になりたいと思っています。
そのためには、市場で品物(カード)を集めて交換し、売却してルピー(トークンの裏面)を稼がなければなりません。
よい取引(カード3枚以上)を成立させると、追加の報酬(ボーナストークン)を獲得できます。ラクダは、主に市場で複数の品物を欲しいときに、交換するために使います。「ジャイプル/JAIPUR」は、2人用の駆け引きが重要な取引のゲームです。
プレイヤーは交互に手番を実行し、自分の手番に品物を入手(交換)するか、手持ちの品物を売却して、ルピーを稼いでいきます。
市場の品物カードの山札がなくなる、または6種類の品物のうち3種類が市場で飽和するとラウンドが終了となり、この時点でルピーを多く稼いでいたプレイヤーが「優秀の証」を入手し、マハラジャから認定されます。
この「優秀の証」を先に2枚入手したプレイヤーがマハラジャの専属商人となり、ゲームの勝者となります。
(Amazonより)
- 作品名:ジャイプル(英語:Jaipur)
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デザイナー:セバスチャン・ポーション
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メーカー:ホビージャパン(日本語版)
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ジャンル:推理・思考系/駆け引き&心理戦系
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プレイ人数:2人用
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プレイ時間:30分
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対象年齢:12歳以上
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ルール難易度:★☆☆☆☆(初心者でもすぐに遊べます)
ゲームの目的(概要)
ジャイプルはインドのラジャスタン州の州都です。
あなたは毎週の終了時に、対戦相手よりも裕福になってマハラジャ専属の商人になりたいと思っています。
そのためには市場で品物(カード)を集めて交換し、売却してルピー(トークンの裏面)を稼がなければなりません。
良い取引(カード3枚以上)を成立させると、追加の報酬(ボーナストークン)を獲得できます。
ラクダは、主に市場で複数の品物を欲しいときに交換するために使います。
各ラウンドの終了時、より裕福なプレイヤーが「優秀の証」を受け取ります。この証を2枚集めたプレイヤーがゲームに勝利します。
内容物確認
- 品物カード:55枚(ダイヤモンド6枚、金6枚、銀6枚、布8枚、スパイス8枚、皮革10枚、ラクダ11枚)
- 品物トークン:38枚
- ラクダトークン:1枚
- ボーナストークン:18枚
- 優秀の証:3枚
※品物トークンの価格は、表面に小さく、裏面に大きく数値で表示されます。
※ボーナストークンの価格は裏面にだけ表示されています。
▽内容物一覧。どれもデザインが美しいですね!
▽品物カード。絵が凝っていますが、色分けされているのでわかりやすい。
▽ラクダカード。ラクダの顔がなんとも言えない表情をしています。笑
▽品物トークン。表面は数字が小さいですが、裏面は大きく表示されているので計算もしやすい。
▽ボーナストークン。このゲームのカギとなる重要なトークンですね。
▽ラクダトークンと優秀の証。優秀の証を2枚取った人の勝利です。
ゲームの準備
- 2人のプレイヤーの間に、ラクダカード3枚を表向きに並べます。
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残りのカードをよくシャッフルします。
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各プレイヤーへ手札として、5枚ずつカードを配ります。
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残りのカードは裏向きの山札にします。
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山札の上から2枚のカードをめくり、その2枚を3枚のラクダの隣に表向きに並べます。(そのカード自体がラクダの場合もあります。)これが市場になります。
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次に各プレイヤーは自分の手札から好きな枚数のラクダカードを取り、それを自分の手前に表向きに置きます。(複数の場合1つの山にして重ねます)これが各プレイヤーの家畜になります。
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品物トークンを種類別に分けます。
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各品物トークンを、品物の価格の順番(降順:価格が高いものが上、低いものが下)になるように重ねます。
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品物トークンの重なりそれぞれを、各プレイヤーが1番上のトークンの価格が見える場所に配置します。
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ボーナストークンを種類別に分けます。表面を見ずに種類ごとにシャッフルし、3つの別々の山にします。
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ラクダトークンを、ボーナストークンの脇に配置します。
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各トークンの配置が完了すると下写真のようになります。
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優秀の証は、両プレイヤーが手の届く場所に配置します。
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先手プレイヤーを決めてください。
▽ラクダカードを3枚並べます。
▽カードを1人5枚引きます。
▽残りを山札とします。
▽山札から2枚めくり並べます。(3枚のラクダカードと合わせたこの5枚が市場になります。)
▽手札からラクダカードを「家畜」として場に置きます。
▽トークンを取りやすい位置に種類別に並べます。
▽全体の配置イメージ。
ジャイプルのルール(ゲームの流れ)
各プレイヤーは自分の手番に以下のどちらかを実行できます。両方を一度に実行することはできません。
- カードを取る。
- カード売却する。
自分の手番が終わったら、対戦相手が上記のどちらかのアクションを1つを実行します。
カードを取る
カードを取るアクションを選択する場合、以下の選択肢のうち1つを実行しなければなりません。
- 複数の品物を取る。(交換する)
- 品物1つを取る。
- すべてのラクダを取る。
複数の品物を取る(交換する)
市場にある自分が欲しい品物カードをすべて取って、自分の手札に加えます。(異なる種類の品物も選択可能)
次に、同じ枚数のカードと交換します。
市場に戻すカードは手札の品物カードでも家畜のラクダカードでも可能で、これらを組み合わせて戻すことも可能です。
▽市場から複数の品物を取ります。
▽取った枚数だけ、家畜(ラクダ)や手札のカードを使って交換します。
品物1つを取る
市場にある品物カード1枚を取って、自分の手札に加えます。
次に、代わりのカード山札の1番上から引き、そのカードの市場の空いたスペースで表向きに配置します。
▽市場から1枚品物カードを取ります。
▽山札から1枚引いて市場に配置します。
ラクダを取る
市場にあるラクダカードすべてを取って、自分の家畜置き場に加えます。次に、代わりのカード山札から引き、市場の空いたスペースで表向きに配置します。
注意:プレイヤーの自分のターン終了時の手札の上限枚数は7枚で、それを超える枚数の手札を持つことができません。
▽市場からラクダカードを取り、家畜置き場に置きます。
▽山札からカードを引き、空いたスペースへ配置します。
カードを売却する
カードを売却する際、プレイヤーは自分の手札にある品物1種類を選び、好きな枚数その種類の品物を、手札から捨て札へ置きます。
売却するたびに品物トークンを獲得でき、大きく売却するとボーナストークンが獲得できます。
売却は、以下の3つのステップを実行します。
- 手札にある売却したい品物を好きな枚数取って、捨て札へ表向きに置きます。
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捨て札にしたカードと同じ枚数分の該当する品物トークンを、重なりの上から順番に受け取ります。受け取ったトークンは自分の手前に重ねて置きます。
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3枚以上売却した場合、その枚数に応じたボーナストークンを受け取ります。
※ボーナストークンの価値は、引くまでわかりません。
3枚売却した場合、1〜3ルピーのいずれかになります。4枚売却した場合は4〜6ルピーのいずれか、5枚売却した場合は8〜10ルピーのいずれかになります。
品物トークンとは違い、ボーナストークンは価値は裏面にしか表示されていません。(オモテ面にはクエスチョンマークが表示されています。)
▽手札から売却するカードを選びます。(売却できるカードは1種類のみ)
▽売却したカードの枚数分、トークンを受け取ります。
▽3枚以上売却した場合は、ボーナストークンも受け取ります。
売却中の制限
高価な3種類の品物(ダイヤモンド、金、銀)を売却する時は最低でも2枚以上同時に売却しなければなりません。
(このルールは、その品物のトークンの残り枚数が1枚の場合でも適用します。)
注意:プレイヤーは、毎ラウンド1種類の品物しか売却できません。
▽ダイヤモンド、金、銀は最低2枚以上同時に売却しなくてはいけません。
ラウンドの終了
以下のいずれかの状況になると、即座にラウンドは終了します。
- 品物トークンのうち3種類がなくなったとき。
- 市場の空きスペースを埋める際に、山札のカードが足りなくなったとき。
▽品物トークンのうち3種類がなくなった。
▽市場の空きスペースを埋める際に、山札のカードが足りなくなった。
得点計算
- 自分の家畜にあるラクダカードの枚数が多いプレイヤーは、5ルピーの価値があるラクダトークンを受け取ります。
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各プレイヤーは、自分が受け取ったトークンを裏返しにして、トークンの価値を合計し、どちらかのプレイヤーの所持金額が多いかを決定します。
推奨:ルピーを合計する時、10ルピーずつの山を作ってから計算すると、子供でもわかりやすく、大人が計算する時も効率的です。
- 所持金額が多いプレイヤーが「優秀の証」1枚を受け取ります。
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両者の所持金額が同額の場合、ボーナストークンの所持枚数が多い方が証を受け取ります。それも同数の場合、品物トークンの枚数が多い方が証を受け取ります。
▽ラクダカードが多い方がラクダトークンを受け取ります。
▽品物トークンやボーナストークンを裏返して合計金額を計算します。(写真は71ルピー)
▽合計金額が多い人が優秀の証を受け取ります。
新たなラウンド
どちらのプレイヤーもまた「優秀の証」を2枚所持していない場合、再度ゲームの準備をして新たなラウンドを始めます。
前のラウンドで負けた方が先手になります。
ゲームの終了と勝敗
どちらかのプレイヤーが2枚目の「優秀の証」を手に入れると、その時点でゲームは終了となります。
優秀の証2枚目を手に入れたプレイヤーが勝者となり、マハラジャのお抱え商人に任命されます。
注意事項
- 市場からカードを取る時は、品物だけかラクダだけのいずれかを取ります。品物とラクダの両方を組み合わせて取ることができません。
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ラクダを取ることにした場合、常に市場にあるすべてのラクダを取らなければなりません。
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交換を行う(複数の品物を取る)際、
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代わりに市場へ戻すカードは、ラクダでも品物でも、両方組み合わせたものでも構いません。
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市場から取ったカードと同じ種類の品物を手札から戻すことはできません。
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手札のカード1枚だけを、市場のカード1枚と交換することはできません。交換は常に2枚以上のカードで行わなければなりません。
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ラウンドの終了時に、両プレイヤーが所持する家畜のラクダの枚数が同じ場合、どちらのプレイヤーもラクダトークンを受け取ることができません。
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売却時に、売却するカードよりも品物トークンの枚数が少ない場合があります。この場合でも、売却するカード枚数に応じたボーナストークンを受け取ることができます。
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プレイヤーは自分が所有しているラクダカードの枚数を、対戦相手に教える必要はありません。
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家畜のラクダカードは、手札の上限枚数7枚には含まれません。
プレイのヒント
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ラクダは慎重に使ってください。たくさんの品物カードを取りたいが、手札にカードがない場合に、ラクダを代わりに使用できます。
しかし、市場のラクダを数多くとると、対戦相手に有利な市場になってしまうというリスクがあります。 -
対戦相手の手札がすでに7枚ある時は、市場からたくさんのラクダを取ることは有効な手段です。
その後、新たな市場のカードが魅力ある場合、対戦相手はカードの交換をしなければならず、欲しいカードすべてを入手することは不可能でしょう。 -
市場に価値あるカードが複数ある場合、ラクダと交換することは、対戦相手に強制的に市場をオープンするため有効な手段です。
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このゲームには3つの有効の収入源があります。3種の高価な品物と、各品物の1枚目のトークンとボーナストークンです。
この3つすべてが重要で、ダイヤモンドと金と銀のおいしいところを対戦相手に取られないようにして、対戦相手よりも先に売却し、大きい売却を1〜2回することが勝つための有効な手段となります。
▽ジャイプルのルール説明等はこちらのプレイ動画がわかりやすいです。
ジャイプルの遊び方例
ここからは実際にジャイプルを遊ぶ流れを説明します。
▽カードを5枚引きます。金が2枚来た!
▽市場はこんな感じ。狙えるカードが無いのでちょっとイマイチかな。
▽とりあえずラクダカードを取り……
▽山札から新たなカードを市場へ配置。
▽相手は銀のカードを取って布が3枚に!
▽ここでラクダカードを使って……
▽布カードを3枚同時ゲット!
▽手札の布カード2枚を合わせて……
▽一気に売却!品物トークンとボーナストークンをゲット!
▽金のカードも3枚揃えて……
▽トークンをゲット!
▽最終結果。合計は81ルピーで勝利!
▽次のラウンドも勝ち、優秀の証を2枚取ってゲームに勝利しました!
ジャイプルのおすすめポイント
品物を効率よく交換してお金を稼ぐ2人用カードゲーム!
「ジャイプル」はカードの交換をうまく使って商品を売買していく2人用のカードゲームです。
昨年頃から面白いという評判を聞いていたのですが、やっとプレイできました!
基本的にカード(品物)を交換してトークン(お金)を集めるのですが、手札の数の制限やラクダを効果的に使う必要があるなど、シンプルなルールながらしっかりと考えるポイントもあり、確かにゲームとして面白いです!
1ゲームの時間も短いので、その点も遊びやすいですね。
最初のゲームよりも、2回目、3回目と少しづつコツがわかりハマるので、何度でも遊びたくなりますね。
短い時間でもじっくり楽しめる!
プレイ時間は30分程度と短めですが、プレイ人数は2人なのでじっくりと考えることができます。
時間が短いと何度でも繰り返し遊べますね。
対象年齢は12歳以上ですが、簡単な計算ができれば十分楽しめます。
テーブルにカードやトークンを広げるので、飲み会の場には向きませんが、2人でじっくり遊びたい時にぴったりです。
カードやトークンのデザインが美しい!
ジャイプルは貿易をテーマとしたゲームですが、ダイヤモンド、金、銀など、品物のカードやトークンのデザインが美しいですね!
凝ったデザインですが、しっかりと色分けされているので遊びやすいです。
トークンも表面はイラストですが、裏面は数字(金額)なので、最後の得点計算もしやすいのも良いですね!
サイズは中箱サイズですが、縦長なので意外とスキマに入るので場所を取りません。
値段も2500円程度(Amazon価格)とサイズの割に少しお安め。
2人用ゲームは種類が少ないので、1つあると友人やパートナーと遊べて便利です。
▽ジャイプル
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