YU@ボドナビ(@boardgameblog2)です!
今回は駆け引きとギャンブル性が楽しいカードゲーム「ゲシェンク」をレビューします!
「ゲシェンク」はマイナス点となるカードを引き取らないようにする駆け引きが楽しいカードゲームです。
引き取ったカードはマイナス点ですが、“連番の場合は一番小さい数字だけ”マイナス点になります。
カードの数字がつながるように、引き取るタイミングが重要なゲームですね。
当然、大きなマイナス点のカードは誰も引き取らなくてはいけません。
取らない場合は代わりにチップを1枚場に払います。(チップは1枚プラス1点)
引き取った人が場のチップを全て受け取る事ができますが、払うチップが無い人は強制的にカードを引き取らなくてはいけません。
これがうまくできていて、連番にするためにカードを取ることを狙っていたのに、チップがない他のプレイヤーに取られてしまうこともあります。そんなに都合よくいきません。笑
他のプレイヤーとの駆け引き、場の流れ、連番がうまくつながった時の快感…。
これだけコンパクトなのにゲームの様々な面白い要素を持ったよくできたカードゲームです。
ルールは簡単なので子供でも楽しめますが、個人的にお酒を飲みながらワイワイ遊びたいですね!
▽ゲシェンク
目次はこちら
ゲシェンクってどんなボードゲーム?
- 駆け引きとギャンブル性が楽しいカードゲーム!
- 子供はもちろんお酒を飲みながら遊ぶゲームとしてもおすすめ!
- 小箱サイズでどこでもすぐに楽しめる!
▽使うものはカードとチップだけなのに面白い!
ゲシェンクの評判
2004年に発売された定番の名作カードゲーム。なのに、何故か今まで遊ぶ機会に恵まれなかったけど遂にプレイ出来ました。感想は…
神よ、何故今まで私とこのゲームを巡り合わせ無かったのか…(´Д`) 正直、マジで後悔。詳しくは文字数で書けないけど、これはマストバイ!絶対!!( ゚Д゚) pic.twitter.com/N7bnFPLEXO
— きくぞう@旭川ボードゲーム (@kikuzouz37) 2018年7月30日
本日もロンドンオープンしました!
またまた暑いです…残暑というにしても、まだ残りすぎてる気がします。ノーサンキューですね。ちなみに「ゲシェンク」というゲームが当店にあるんですが、原題はノーサンキューという名前でした。減点のカードを人に押し付ける、ジリジリ熱くなれるゲームですよ♪ pic.twitter.com/xSef4nkkEe
— ボードゲームカフェロンドン@吉祥寺 (@BGCafe_London) 2018年8月27日
ゲシェンクはこんな人におすすめ!
- カードゲームが好きな人
- 駆け引きが得意な人
- ギャンブルが好きな人
- 運が良い人
ゲシェンクの詳細データ
いかにもドイツゲーム。シンプルなルールにジレンマ。
プレーヤーは、ゲーム開始時にはチップを同じ枚数持っているだけです。
カードには数字が描かれているだけですが、すべての数字があるわけではありません。何枚かのカードを抜きます。まず、カードの裏向きの山にし、そこから1枚表にします。手番プレーヤーは、表になったカードを引き取るかどうかを判断します。引き取ったカードはその数字がマイナスポイントです。
引き取るのがいやな場合は、チップを1枚出して次の人の手番になります。チップは1枚プラス1ポイントです。カードを引き取ると決めた場合は、そこに置かれたチップも一緒に取ることができます。
しかし、そのまま次のカードを表にして、そのカードを引き取るかどうかの判断をせねばなりません。
なお、連続する数字のカードでの失点は、一番小さいカードのものだけになります。
例えば21・22・23と持っている場合は、この3枚で失点は21ポイントになります。21と23の場合は、44ポイントのマイナスになります。
21をすでに引き取っている場合は23を取ることは悪いことではありません。22が出てくればラッキーです。他のプレーヤーはよほどのことがなければ取らないでしょう。
だから、少し我慢すればチップをたくさんつけてくれて、マイナスポイントが減るカードが手に入るでしょう。しかし、どのカードがなくなっているかは分かりませんので、少しギャンブルです。
また、チップをすべて使い果たしたら、カードを取るしかありません。あまり嫌がっているわけにも行かないのです。カードはチップがたくさん乗っている状態で取りたいものです。
(メビウスゲームスより)
- 作品名:ゲシェンク(英語:Geschenkt)
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デザイナー:Thorsten Gimmler
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メーカー:Amigo社(日本語版販売:メビウスゲームス)
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ジャンル:駆け引き&心理戦系/戦略系
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プレイ人数:3〜7人
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プレイ時間:20分
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対象年齢:8歳以上
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ルール難易度:★☆☆☆☆(初心者でもすぐに遊べます)
内容物確認
まずはいつものように内容物の確認。
▽入っているものは説明書、カード、チップ。シンプルですね。
▽カードは3〜35が1枚づつ。
▽チップはたくさんあります。このチップはこのゲームを面白くさせるアイテムです。
ゲームの目的(概要)
中央に置かれたカードを「引き取る」か「引き取らないか」を選びます。
引き取る場合はカードと場に置かれたチップを全て受け取り、カードを自分の前に置きます。
カードを引き取らない場合はチップを1枚支払い、次の人に選択権が移動します。
手持ちのチップがなくなったらカードを取らなければいけません。
カードの数字はマイナス点ですが、“連続した数字の場合、一番小さい数字のみマイナス点“になります。
例えば8、9と自分の前に置いた場合、この2枚のカードのマイナス点は8のみです。
17、18、19、20の場合は17だけマイナス点になります。
最終的にマイナス点とチップ(1枚につき+1点)を計算し、マイナス点が一番少ないプレイヤーの勝利です。
ゲームの準備
- 各プレイヤーはチップを受け取ります。(受け取る枚数は遊ぶ人数で異なる)チップの枚数はゲーム中他のプレイヤーに見られないようにします。
- カードをよく混ぜます。24枚のカードを裏向きのまま数え、中央に置きます。残りの9枚のカードは使用しないので数字を見ずに箱に戻します。
〜プレイ人数と受け取るチップの枚数〜
3〜5人 | 11枚 |
6人 | 9枚 |
7人 | 7枚 |
▽今回は4人プレイなのでチップは11枚受け取ります。
▽使用しないカードを9枚抜き、山札とします。
▽場の中央にチップ置き場と山札、めくったカードを置くスペースを確保します。
ゲシェンクのルール(ゲームの流れ)
- スタートプレイヤーを決めます。
- スタートプレイヤーは中央に置かれた山からカードを1枚めくり、表向きにしてその隣に置きます。
- そのカードについて、「受け取る」か「受け取らない」を選択します。
- 受け取る場合はカードと場に出されたチップを全て受け取ります。(カードは表向きで自分の前に置きます。)さらに2と同様にカードを1枚めくり、3の選択をします。(カードを受け取ればずっとそのプレイヤーの手番となる)
- 取らなかった場合はチップを1枚場に支払い、時計回りで次のプレイヤーに手番が移り同様に選択します。(手持ちのチップが1枚もない場合は必ずカードを取らなければいけません。)
- 中央のカードが全てなくなったらゲームの終了です。
- 各プレイヤーは得点の計算をします。自分の前に置かれた単独のカードの数字と“連続する数字の一番小さいカードの数字”がマイナス点、持っているチップを1枚プラス1点として合計します。
- マイナス点が一番小さいプレイヤーの勝利です。
▽めくったカードは29。
▽取りたくない場合は変わりにチップを場に払います。
▽受け取る場合は受け取ったプレイヤーの前に置きます。(場にたまったチップももらえる)
▽最終結果。この場合はマイナス59(3+7+10+14+25)、プラス8(チップの枚数)なので、51点です。
▽ゲシェンクのルール説明等はこちらのプレイ動画がわかりやすいです。
ゲシェンクの遊び方例
ここからは実際にゲシェンクを遊ぶ流れを説明します。
▽最初にめくれたカードは5。
▽5点なら受け取ってもいいかな。
▽次は28。マイナス点として大きいから取りたくない…。
▽めくられたカードは20。21は右隣のプレイヤーが持ってるな。
▽取りたくないのでチップを払おう。
▽みんな取りたくないからチップが増えていく笑
▽結局右隣のプレイヤーがチップと一緒に20をお引き取り。
▽次に出た数字は15。16を持っているのでとっておきたいところ。
▽無事に15をゲット。
▽向かいのプレイヤーは大きなマイナス点を抱えていますが、32が入ればつながる。
▽自分も14狙いで13を引き取り。
▽右プレイヤーは19狙い。
▽22が登場。右プレイヤーは22を取ってもダメージがないのをわかってて引き取らずにチップを貯めていく戦略。
▽向かいのプレイヤーも32を引き取らずにチップを貯める。
▽良きところで貯まったチップと32をゲット。
▽右プレイヤーも上手いことつなげています。
▽手持ちのチップが少なくなってきました。なくなったら強制的にカードを受け取らなくてはいけません。
▽最後のカードは6。
▽マイナス6とはいえみんな取りたくないだろうからチップを貯める。笑
▽貯まってきたところを受け取ろう。
▽最終得点。私はマイナス32、プラス10でマイナス22点。
▽優勝はマイナス17、プラス14でマイナス3点。
ゲシェンクのおすすめポイント
駆け引きとギャンブル性が楽しいカードゲーム!
「ゲシェンク」はマイナス点となるカードを引き取らないように相手との駆け引きをするゲームです。
最終的に引き取ったカードがマイナス点となりますが、“連番の場合は一番小さい数字のみマイナス点”となります。
このルールがうまくできていて、途中まで大きなマイナス点と思いきやうまいこと数字が繋がって回避できる場合もあります。
しかし、最初に9枚カードを抜いておくのでいくら待っても必要なカードが出てこないこともありますが。笑
実はゲシェンクは個人的にノーマークだったのですが、一部のボードゲーム好きから面白いと聞いていたので気になってやってみるとホントに面白かったですね。
使うものはカードとチップだけ、ルールも簡単でこんなに面白いゲームになるんですね。
他のプレイヤーとの駆け引きと運の要素もあるのでバランスもちょうど良いです。
特に他のプレイヤーはカードを引き取らないだろうと思ってチップを貯めていくと、チップが無くなって強制的に引き取られてしまう場合もあります。
手持ちのチップは他のプレイヤーに見せないのでこういう事故も起こるんですね。笑
最後までハラハラ感が楽しめるカードゲームです。
子供はもちろんお酒を飲みながら遊ぶゲームとしてもおすすめ!
プレイ人数は3〜7人と幅広い人数で楽しめます。
大人数だと展開が読めなさすぎてカオスな場になりますが、それがまた面白い。笑
プレイ時間も20分程度とライトに楽しめますね!
子供と一緒に楽しめますが、個人的にはお酒を飲みながら遊ぶのも面白そうです。
小箱サイズでどこでもすぐに楽しめる!
カードデザインはシンプルで数字がわかりやすい。
サイズも小箱サイズなので、どこでも遊べますね!
ボードゲーム会や飲み会でもサッと出して遊べます。
値段も1500円程度と安いので買いやすいです。
販売場所もボードゲームショップで普通に買えますね。
▽ゲシェンク