【TRPGのおすすめ・レビュー】「クトゥルフ神話TRPG」~ホラー小説をモチーフとした人気&定番のTRPG~

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クトゥルフ 神話

YU@ボドナビ(@boardgameblog2)です!

今回はコズミックホラーをモチーフとした人気&定番のTRPG「クトゥルフ神話TRPG」をレビューします!

クトゥルフ神話TRPGは「テーブルトークロールプレイングゲーム」と言うジャンルの遊びです。

TRPGとは、複数名の参加者(プレイヤー)が定められたルールのもとでコミニケーションをとりつつ、1つの物語を作り上げていく遊びのことで、根強いコアなファンが多いですね。

元々ボードゲームなどのアナログゲームが好きな私も最近ハマりつつあります。

「クトゥルフ神話」に馴染みが無い人も多いと思いますが、ラヴクラフトという恐怖小説家が書いたホラー小説がベースになっています。

日本で言えば一大ブームを巻き起こした「リング」や「呪怨」がアナログゲーム化されたというイメージでしょうか。(合ってる?)

このクトゥルフ神話は多くの人を引きつけるくらい独特で奥深い世界観がありますね。

この本にも様々な時代考察やエピソードが描かれています。

知らなくてもゲームは楽しめますが、知っておいた方がより楽しめますね。

遊ぶ時は1人は「キーパー」(進行役)、残りのプレイヤーは「探索者」となり謎を解き明かしていきます。

TRPGは会話を楽しみながら協力していくゲームなので、ワイワイ言いながら遊びましょう!

▽クトゥルフ神話 TRPG(クトゥルフの呼び声)

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クトゥルフ神話TRPGってどんなゲーム?

  1. コズミックホラーをベースとした人気&定番のTRPG!
  2. 独特の恐ろしく奥深い世界観にハマる人続出!
  3. これをプレイしなきゃTRPGは語れない!

▽帯のキャッチコピーがすでに怖い。
クトゥルフ神話

クトゥルフ神話TRPGの評判

クトゥルフ神話TRPGはこんな人におすすめ!

  • TRPGに興味がる人
  • ホラーや恐怖が好きな人
  • クトゥルフ神話に興味がある人
  • ラブクラフトの小説が好きな人

クトゥルフ神話TRPGの詳細データ

2004年3月にアメリカで発売された『Call of CTHULHU』の第6版が、完全翻訳にて発売決定!
ケイオシアムの誇る『ベーシック・ロールプレイング・システム』を使用したテーブルトークRPGの金字塔が、満を持して登場する!

H.P.ラヴクラフトが作り上げたクトゥルフ神話の恐怖の世界をこの秋あなたが体験するのだ!
能力値ロール、技能ロール、戦闘ルールといった、RPGに必要なシステムや、クトゥルフ神話の資料、シナリオなどプレイに必要なものはすべて、この1冊に含まれている。
システムは“ベーシック・ロールプレイング”をベースに、正気度、クトゥルフ神話技能、銃器戦闘などを追加し、ホラーTRPGを楽しむために発展させたものを採用。これまでにない緊張と破滅を体験することができる。
クトゥルフ神話に登場する数多くのクリーチャー、神格、魔道書、アーティファクトなどを豊富にカバー。クトゥルフ神話事典としても見逃せない。すぐにプレイ可能な、4本のシナリオを収録。また、20世紀に実際に起こったさまざまなクトゥルフ神話的な事件を紹介。シナリオのアイディアに活用できる。
(Amazonより)

  • 作品名:クトゥルフ神話TRPG(英語:call-of-cthulhu)

  • 著者:サンディ・ピーターセン、リン・ウィリスほか

  • メーカー:KADOKAWA

  • ジャンル:推理・思考系/チーム戦&協力系/ワイワイ&パーティー系/サイコロ系

  • プレイ人数:シナリオにより異なります。

  • プレイ時間:2〜3時間(シナリオにより長くなります。)

  • 対象年齢:中学生以上?

  • ルール難易度:★★★☆☆(初めての方は経験者と一緒にプレイしましょう。)

▽この本が一冊あればクトゥルフ神話のことがざっくりわかる。
クトゥルフ神話

クトゥルフ神話とは?

クトゥルフ神話TRPGはハワードフィリップス・ラヴクラフトをはじめとする作家たちの作品をベースにしたホラーRPGです。

ラブクラフトは1920年代から30年代に活躍した作家で、1937年に亡くなったときには既にかなり偶像的な存在になっていました。

死後、その評価はさらに高まり、今日では20世紀アメリカの偉大な恐怖小説作家として評価されています。

ラブクラフトの創作は純粋なサイエンス・フィクションからゴシックホラーまで広い範囲にわたっています。

またノンフィクション「ケベック州史」、評論「文学と超自然的恐怖」、膨大な書簡などもあります。

▽地底、秘密の教団、邪神…みんなこういう世界観にハマるんですね。
クトゥルフ神話

クトゥルフ神話TRPGの目的(概要)

クトゥルフ神話TRPGには2つのタイプのプレイヤーが必要です。

ほとんどのプレイヤーは謎を解き明かし、事件を解決しようと努めるキャラクター「探索者」の役を引き受けます。

1人のプレイヤーは「キーパー」になります。

キーパーはシナリオを選択し、プロットを作り、舞台を設定します。

そして、場面を説明して探索者が出会う人々(NPC)の役を演じ、探索者がとるべき行動を決めるための助けをします。

キーパーになる者は特別な準備をしなければならないので、冒険ごとにプレイヤーが順にキーパーの役を交代することも多いです。

クトゥルフ神話TRPGの準備

クトゥルフ神話TRPGのプレイを始めるために必要な用具は次の通りです。

最低3種のダイスと筆記用具はプレイヤー1人1人に必要です。

またキャラクターシート等のシート、チャート類もコピーして人数分揃えましょう。

これらの他に、キーパーが用具(プレイヤーに渡す資料等)を準備しても構いません。

それらが楽しみを持つため、ゲームに特徴を与えるため、アクションに焦点を合わせる助けとなるため、あるいは状況の説明のために使います。

  • D100(100パーセントダイス)
  • D8(8面ダイス)
  • D6(6面ダイス)
  • その他のロール(D20やD10など)
  • 探索者シート
  • その他の小物

探索者について

プレイヤーはゲーム中、「探索者」の役を引き受けます。

探索者と言う呼び方はプレイヤーがゲーム中で主に行うことが探索することからつけられたものです。

彼らは手がかりや証拠を探し求めてそれらを吟味し、様々なことを知っていきます。

【探索者の作り方】

  1. 能力値を決める。
  2. 能力値ロールを決める。
  3. 能力値から導き出されるポイントを決める。
  4. 職業と技能を決める。
  5. 武器を決める。
  6. 補足的バックグラウンドを決める。

▽本の背表紙には現代の探索者シートが書かれてるのでコピーしましょう。
クトゥルフ神話

▽カバーの裏側には1920年代のキャラクターシートがあります。
クトゥルフ神話

ルールについて

ルールは遊びをゲームに変えます。

ルールによってプレイヤーを含む全ての登場人物が公平に取り扱われることとなり、勝利のチャンスが平等に与えられることになるのです。

クトゥルフ神話TRPGではプレイヤーが単独者となり、キーパーがその他にすべてのキャラクターの役割及び自然現象の役割を担当します。

しかし、このゲームはただ片方が勝ち、その分だけ片方が負けると言う“ゼロサムゲーム“ではありません。

良いロールプレイが行われた場合には、両方のサイドが勝利したことになるのです。

正気と狂気について

クトゥルフ神話TRPGのプレイヤーキャラクターは普通、正気の人間としてスタートします。

しかしプレイが進んでいくにつれ、この世のものでは無い異常な恐怖の知識や存在と出会い、その恐ろしい意味を知るようになります。

そのような経験は、正常な世界の中で持っていた信念を揺さぶり、打ち砕いてしまうのです。

魔術について

クトゥルフ神話の魔術を知っていたことで大きな収穫を得られた探索者も、そうでなかった探索者も口を揃えてクトゥルフ神話の魔術を使うのは厄介なことだと言います。

クトゥルフ神話の呪文を使うと、たとえ慈愛の心から使った場合でも、結果として正気度を失うことになるのです。

短い時間で簡単にかけることのできる呪文は少ないですし、あるシナリオで習得した呪文は他の冒険では役に立たないかもしれません。

探索者であるなら知らなくても構いませんが、キーパーは必ず理解しておきましょう。

クトゥルフ神話TRPGでの冒険(シナリオ)

クトゥルフ神話TRPGに記載されているシナリオは、ほとんどが1回のプレイを2〜3時間で終わることのできるシナリオです。

キーパーがよほどたくさん脚色しない限りは、5〜6時間以上かかる事はありません。

初めてキーパーをやる人は、まずここにある冒険をやってみてから次に自分自身のシナリオを作るとか、すでに出版されているシナリオの中から取ったものを使うようにするのがおすすめです。

悪霊の家

このシナリオはクトゥルフ神話TRPGのシナリオの中で、1番多くの人たちにプレイされたシナリオです。

初心者の探索者にも向いているシナリオで、キーパーはダメージの値を修正したり、コービットの動機を変えたりすることでトーンを明るくしたり、暗くしたりすることができます。

危険な冒険なので、コービットの手にかかって死ぬ探索者も出てくるでしょう。

屋根裏部屋の怪物

この冒険には少なくとも4人の探索者が必要です。

新しく創造されたばかりの探索者は、お互いをまだ知らないかもしれません。

この冒険は彼らに知り合うチャンスを与え、暗黒の力に立ち向かうためにお互いに力を合わせていく友となり味方となるチャンスを与えてくれます。

ストラフトン山の火

1920年代のニューイングランドに設定されたシナリオです。

この短いシナリオは場所や時代を変えたければ大した変更を施さなくても簡単に変えられます。

現代の出来事にする場合は、山が強い風と霧で覆い隠されてしまって火事の地域には近づけないことにします。

また異常で不吉な天気は、何かしら人工的な感じがあるようにすると良いでしょう。

死者のstomp

この冒険は初心者のプレイヤーに向いているが、長い経験のあるプレイヤーが肩の力を抜いて楽しむ冒険として向いています。

場面設定が重要であり、プレイするためには少し長い時間が必要です。

▽クトゥルフ神話TRPGの流れはこちらのプレイ動画がわかりやすいです。

クトゥルフ神話 TRPGのおすすめポイント

コズミックホラーをベースとした人気&定番のTRPG!

クトゥルフ神話TRPG(クトゥルフの呼び声)はTRPGの中では有名&定番の作品で、コズミックホラーをベースとした恐ろしい世界観を楽しむことができます。

今回はプレイヤーとして参加させてもらいましたが、キーパーの方にいろいろと教わりながらプレイしました。

最初のキャラクター作成ではダイスを振りながらパラメーター(?)の数値を決めていくのですが、他の作品と比べると記入する数が多いので間違えないようにしないといけないですね。(何度か計算間違えしそうになりました。)

初心者の方は経験者の方にチェックしてもらいましょう。

数値や特技など、細かいディテールを決めていくと愛着が湧きますね!

導入フェイズではキーパーの語りのおかげで怖い雰囲気を味わえました。笑

その後は他のプレイヤーの方と相談しながらできたので、初心者ながらストーリーを楽しむことができました。

プレイヤーの中に経験者の方がいると、その方が軸となり安心してプレイできますね。

キーパーの事前準備とプレイヤーのフォロー精神が大切!

シナリオやシート類などの事前準備が多いので、キーパーの方は大変かと思います。

プレイヤーの人がスムーズに楽しめるのはキーパーの事前準備が大切ですね。

個人的には楽しめれば良いので無理して恐怖を煽る演出まで準備しなくても良いですが、演出まで準備すると大変です。

プレイヤーのキャラクター制作で間違えやすい箇所があるので、そこはお互いにフォローできると良いですね。

ボードゲームと比べてTRPGはハードルが高いので、初心者のフォローをしながら場の空気を作ると楽しいです。

クトゥルフ神話TRPGのシナリオは他にもいろいろとあるとのことなので、他のシナリオも遊んでみたいですね。

▽キャラクターシート。似顔絵のモデルはあの人です。
クトゥルフ神話

▽クトゥルフ神話 TRPG(クトゥルフの呼び声)