YU@ボドナビ(@boardgameblog2)です!
今回は人生の最後について考えるきかっけを与えてくれるカードゲーム「もしバナゲーム」をレビューします!
もしバナゲームは、「痛みがない」「葬儀の準備をしておく」「親友が近くにいる」など、“人生の最後に大事にしたいこと”が書かれたカードを使って、自分の価値観の整理や、友人や家族と共有することができるゲームです。
死について考えるのは怖いことですが、ゲームを通して話し合いができるのは素晴らしいコンセプトですね!
ルールが3種類あり、プレイ人数は1〜4人まで遊べます。
1人で自分の価値観を整理するのも良し、4人で話し合いながら遊ぶのもおすすめです。
デザインがシンプルなので、幅広い世代の方がプレイできます。
おじいちゃんやおばあちゃんも一緒に遊べますね!
家族や友人だけでなく、その人の価値観がわかるので、社内研修やワークショップで利用するのも良さそうです。
▽もしバナゲーム
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目次はこちら
もしバナゲームってどんなボードゲーム?
- 人生の最後について考えるきかっけを与えてくれるカードゲーム!
- 大切な家族や友人と価値観を共有しよう!
- 癖のないシンプルなカードデザイン!
もしバナゲームの評判
余命宣告されたら何したい? 最期考える「もしバナゲーム」の縁起でもない話がお年寄りの娯楽に https://t.co/f9X2djOhjy pic.twitter.com/kSRyGM5GBE
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2017年10月21日
きょうのトレンドワールドでは
人生の最期にどう在りたいかを共有するキッカケづくりができるiACP『もしバナゲーム』についてお伝えしました!皆でトランプを楽しむ様な雰囲気で、もしもの時に大切にしたいことを共有できるゲームで、色んな世代でのプレイもオススメだそうです❇ pic.twitter.com/40nrX8fWoT
— サンセット5 (@fmg_sunset5) 2019年6月17日
#もしバナゲーム #購入 TVで見て、人生の最後をどう過ごしたいか、互いの意思や価値観を身近な人達と話し合えるもしバナゲームを購入。家族でやってみました。夫婦ではやはりそうかと確認しあい、子供にはこうしてねと伝えた感じ。意思の変化はあるだろうから定期的にまたやってみたいと思う #介護 pic.twitter.com/bfjJTDX88B
— てん@週末浮上 (@kcan4141) 2018年12月23日
もしバナゲームはこんな人におすすめ!
- 自分の人生の最後についてしっかりと考えたい人。
- 家族や友人と価値観を共有したい人。
もしバナゲームの詳細データ
■「もしバナゲーム」とは
1人でも2人でも、またもっと多くの人数でもゲームをすることができます。1セットには36枚のカードが入っています。そのうち35枚には、重病のとき や死の間際に「大事なこと」として人がよく口にする言葉が書いてあります。
たとえば、「どのようにケアして欲しいか」、「誰にそばにいて欲しいか」、そして「自分にとって何が大事か」という内容です。■「もしバナゲーム」ソリティア
ルールに従い、10枚を選択します。なぜ、その10枚があなたにとってのトップ10なのか?その理由を家族や友人たちにどう説明するか考えてください。また「重要でない」カードの山についても、説明できるように理由を考えてください。
そして、時間を作ってあなたの選択について話し合ってください。このゲームにより、あなたにとって何が重要なのか、そして、なぜそれが必要なのかを考え理解することができます。■「もしバナゲーム」ペアーズ
「もしバナ」ペアーズは、2セットのカードを用いて2人同時に行いますが、1セットのカードを用いて2人で順番に行うこともできます。
(Amazonより)
- 作品名:もしバナゲーム
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メーカー:iACP
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ジャンル:コミュニケーション系
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プレイ人数:1〜4人
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プレイ時間:15〜30分程度?(人数やルールによって異なります。)
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ルール難易度:★☆☆☆☆(初心者でもすぐに遊べます)
もしバナゲームの目的(概要)
人生の最後にどうありたいか。
誰もが大切なことだとわかっています。でも、なんとなく「縁起でもないから」と言う理由で避けてはいないでしょうか。
このカードを使えばそんな難しい話題を考えたり話し合うことができます。
またゲームを通して、友人や家族にあなたの願いを伝え、理解してもらうきっかけづくりにもなります。
周りの人々とゲームをしておくだけでいざと言うときの判断がしやすくなるのです。
もしバナゲームは1人でも2人でも、またもっと多くの人数でもゲームをすることができます。
1セットには36枚のカードが入っています。
そのうち35枚には重病の時や死に間際に「大事なこと」として人がよく口にする言葉が書いてあります。
例えば「どのようにケアしてほしいか」、「誰にそばにいて欲しいか」、そして「自分にとって何が大事か」と言う内容です。
残りの1枚は「ワイルド・カード」です。
このカードは他の35枚のカードには書かれていないあなた独自の希望があるときに使います。
(「もしバナゲーム」説明書より)
内容物確認
カード:36枚
▽内容物はカードのみ。
▽カードには自分が死ぬ間際に大事にしたいことが書かれています。
もしバナゲーム・ソリティアのルール
このルールに沿ってカードを用いることで、あなたにとって何が重要なのか、そしてなぜそれが重要なのかを考え、理解することができます。
- 36枚のカード全てに目を通した上で、以下の3つの山に分類します。
私にとって、とても重要
私にとって、ある程度重要
私にとって、ある程度重要 -
ワイルドカードは、他の35枚のカードに書かれていないあなた独自の希望があるときに使います。
例えば「口から物を食べる」「趣味を楽しむ」などです。
このカードは、上の3つの分類のうち、どれに入れても構いません。 -
すべてのカードを3つの山に分けたら、次に「とても重要」に分類したカードの山を整理します。
あなたにとって、最も重要なカード10枚選んでください。
もし「とても重要」の山が10枚未満だった場合、「ある程度重要」の山から選んで10枚にしてください。 -
次に、「とても重要」とした10枚に順位をつけます。
最も重要なカードを1番上にしてカードを重ねてください。これがあなたにとって重要な10枚になります。 -
なぜこの10枚があなたにとって重要なのか、その順序や理由を家族や友人にどう説明するか考えてください。
また「重要でない」カードの山についても、「なぜ重要でない」のかを説明できるように理由を考えてください。
そして、実際に家族や友人とあなたの選択の理由について話し合う時間を作って下さい。
▽「とても重要」「ある程度重要」「重要でない」の3つに分類します。
▽「とても重要」の中から10枚選びます。
▽10枚を大切なものから順位づけします。(写真は上段左から重要なもの。)
もしバナゲーム・ペアーズのルール
ペアーズは、あなたに万が一のことがあった時、医療従事者や介護者との間に立つ人(家族やあなたにとって大切な人、すなわち意思決定の代理人)と行うと良いでしょう。
その人は万が一の時に備えてあなたの希望をしっかり受け止め、理解しておかなければならないからです。
ペアーズは、2セットのカードを用いて2人同時に行いますが、1セットのカードを用いて2人で順番に行うこともできます。
- 各人が36枚のカードを全てに目を通しています。そしてそれぞれがカードを以下の3つの山に分類します。
▼Aさんは以下の3つに分類します。
私にとって、とても重要
私にとって、ある程度重要
私にとって、重要でない▼Bさんは「Aさんがどう思っているか」を想像して、カードを以下の3つの山に分類します。
Aさんにとって、とても重要
Aさんにとって、ある程度重要
Aさんにとって、重要でない -
お互いの「とても重要」「ある程度重要」「重要でない」の山にどのカードが入っているかを比べます。
いくつかのカードを選び、どのように順位づけをしたのか、お互いの違いを話し合います。
ここではBさんがAさんの希望を理解することがポイントです。 -
またそれぞれが「とても重要」に分類したカードの山の中から、重要な順に10枚を選んで話し合っても良いでしょう。
この場合も、なぜこれらのカードが重要なのかを話し合ってください。
もしバナゲーム・レクレーションルール(吉田ルール)
このルールでは、自分自身が大切にしていることを考え、それらを言葉にし、さらに他のプレイヤーの価値観を聞くことで新たな気づきを得ることができます。
※ワイルドカードはあらかじめ抜いておきます。
- 4人1組で各プレイヤーに5枚ずつカード配ります。次に場に5枚のカードを表向きに置きます。残りのカードは中央に積んでおき、積み札とします。
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各プレイヤーは自分の順番が回ってきたら手札の中から不要なカードを1枚、場に置かれたカードと「必ず」交換します。
一周した後に順番が回ってきた際に交換したいカードが場にあれば「交換」、なければ「パス」します。
一度パスした後でも、その後に欲しいカードが出てきた場合は再度「交換」することも可能です。 -
全員が「パス」をした時点で場のカードを流します。
積み札から新たに5枚のカードを場に表向きに起きます。 -
2、3を繰り返します。中央の積み札がなくなって、場のカードが流れたらゲーム終了します。
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各人が手元にある5枚のカードから特に大切なカードを3枚選び、その理由を考えます。
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1人ずつ選んだカードを披露して、それぞれの思考過程を他のプレイヤーに説明します。
もしバナゲームの遊び方例
ここからは実際にもしバナゲームを遊ぶ流れを説明します。
今回は「レクレーションルール(吉田ルール)」を4人でプレイしました。
▽1人5枚ずつカードを配ります。
▽みんなが見える位置にカードを5枚表向きで置きます。
▽残りは積み札とします。
▽手札と場に出ている欲しい札を交換します。(無ければパスもOK)
▽全員がパスをしたので場を流し、新たな5枚のカードを積み札から出します。
▽次は「不安がない」をゲット。
▽最後に手札に残った5枚の手札カード。
▽その中から特に大事なカードを3枚選び、みんなで話合います。
もしバナゲームのおすすめポイント
人生の最後について考えるきかっけを与えてくれるカードゲーム!
「もしバナゲーム」は自分の人生の最後について考えるきかっけを与えてくれるカードゲームです。
ちょっといつものボードゲームやカードゲームとは趣旨が異なるのですが、プレイする機会があり遊んでみました。
メディアでも話題になっているようです。
ルールは3種類あり、大きく分けて1人用、2人用、4人用とあります。
1人用ではカードを見ながら「自分の人生の最後に重要なもの」を選びます。
普段はなかなか考えることがないので、カードを使って改めて言語化するといろいろと気付かされますね。
自分の場合は「痛みがない」「不安がない」などが上位でした。
4人プレイの場合は自分が大事にしている価値観のカードを交換しながら手札を集めていきます。
最後は手札の中から特に重要なものを選びみんなで話す(共有する)というゲームです。
他の人の価値観を聞くと「確かにそういう考え方もあるなー」と思いました。
勝ち負けなどがないゲームなので家族や友人と遊び、いざという時のために価値観を共有しておくと良いですね。
大切な家族や友人と価値観を共有しよう!
プレイ時間は説明書に記載されていませんでしたが、自分がプレイした場合、1人用だと10分、4人用だと30分程度でした。
プレイ人数は最大4人まで。
1人用も良いですが、ぜひ大切な友人や家族と4人で遊び、話し合ってみてください。
ルールが簡単なので子供と遊ぶことも可能ですが、あまり小さい子だと意味がわからないかもしれませんね。
飲み会向きではありませんが、社内研修やワークショップ等で使ってみるのも良さそうです。
学校で生徒同士で遊ぶのもアリですね。
癖のないシンプルなカードデザイン
デザインは癖のないシンプルで見やすいです。
あえて厳しいことを書くと、正直他のカードゲームに比べて全体的にクオリティが低いですね…。
ゲームに全く支障はありませんが、文字が大きくズレていたり、説明書の裁断もガタガタ、箱もとても開けにくかったです。
コンセプトが良いだけに、もう少し遊びやすかったら…と思いました。ぜひ改善してください!
サイズは小箱サイズでどこでもプレイできます。
価格は2500円程度(Amazon)。コンポーネントの割に少し値段が高いかな…。
一般的なゲームショップでも見かけたことはないので、通販で購入するのがおすすめです。
▽もしバナゲーム
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