YU@ボドナビ(@boardgameblog2)です!
今回は他の人とかぶらなかったらポイントが得られるバッティング系カードゲームの進化形「MIRARIS(ミラリス)」をレビューします!
「ミラリス」の面白さは2段構えになっています。
1つは「バッティングしたら(他の人とかぶったら)ポイントが得られない」というルール。
バッティング系のカードゲームと言えばハゲタカのえじきが有名ですね。
高得点のポイントを狙ってお金カードを出すのですが、他の人も高得点が欲しいのでバッティングします。
バッティングしたら得点は得られず、思いがけず他のプレイヤーが得点できたります。
2つめは「キャラクターカードの効果により逆転可能」というルール。
最初に自分が使用するキャラクターカードを選ぶのですが、それぞれ効果が異なり、最後の得点計算で効果を発動しポイントが増えることもあります。
効果によっては最後の最後で逆転をすることもあるんですね。
ミラリスは他のカードゲームの面白いところを集めてシンプルにしたようなゲームシステムになっています。
ファンタジー感のあるイラストは綺麗で満足度も高いです。
子供でも遊べるわかりやすいルールですが、大人が遊んでも楽しめるカードゲームになっています。
▽MIRARIS(ミラリス)
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目次はこちら
MIRARIS(ミラリス)ってどんなボードゲーム?
- 他の人とかぶらなかったらポイントが得られるバッティング系カードゲームの進化形!
- 小箱サイズでどこでも大人数で盛り上がる!
- ファンタジー感溢れる美しいカードデザイン!
MIRARIS(ミラリス)の評判
ミラリス買っちゃった pic.twitter.com/7h2Xg3rJA9
— あすなろ (@asunaro_asnr) 2018年3月7日
ミラリスは良いぞ pic.twitter.com/ej4MuJS84j
— 青 (@MithrilcanK) 2019年5月17日
ミラリス
絵柄が綺麗で可愛い pic.twitter.com/dDyZKCO0WR— モス☃︎ (@butasanmosu) 2018年5月4日
MIRARIS(ミラリス)はこんな人におすすめ!
- 「ハゲタカのえじき」など、バッティング系のカードゲームが好きな人
- 小箱系のカードゲームが好きな人
- 可愛いくて美しいイラストが好きな人
- カード効果を使ったゲームが好きな人
▽箱の裏面のイラストも美しい!
MIRARIS(ミラリス)の詳細データ
鏡が映す、夢の世界の7つの奇跡を探索しましょう。世界の真の姿を見た時、現世への道が開かれます。
しかし、この世界を訪れた人はあなただけではありません。もし、勇気と慎重さが彼らに及ばなければ、あなたの魂は帰る処を失ってしまいます。
『Miraris』は神秘の世界を渡り歩き、その真の姿に迫る事が目的のカードゲームです。ゲームの最初に与えらえる限られた所持金を使い、より多くの場所を探索しましょう。■あなたの望みは何?
ゲームは8ラウンド。その中で、より多くの奇跡を探索することが目的となります。
その為に、あなたはこの世界で使うことが出来る通貨「ドルミール」を持っています。
高額な「ドルミール」を使うほど遠くに至る事が出来ますが、他のプレイヤーと同額を投じてしまうと何も得る事が出来ません。
また、遠くに行く事が良い結果になるとは限りません。近くに行きたい場合は少額の「ドルミール」が必要です。
他のプレイヤーの望みを知ることが、あなたの目的を果たすことに繋がります。■切り札が生まれる時
一度使った「ドルミール」は二度と使うことが出来ません。
もし他の全てのプレイヤーが使った「ドルミール」をあなただけが持っていたとしたら…。それはあなたにとって、心強い切り札になるでしょう。■秘密の友人
あなたの旅は1人ではありません。あなたの傍らには、かけがえのない友人がいるのです。
この世界を知る彼らのアドバイスは、探索の大きな助けになるでしょう。
(Amazonより)
- 作品名:ミラリス(英語:MIRARIS)
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ゲームデザイン:Y.Ohashi
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イラストレーター:asahiro
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メーカー:風栄社
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ジャンル:推理・思考系/駆け引き&心理戦系
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プレイ人数:3〜6人
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プレイ時間:10〜20分
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対象年齢:8歳以上
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ルール難易度:★☆☆☆☆(初心者でもすぐに遊べます)
MIRARIS(ミラリス)の目的(概要)
鏡が映し出す、夢の世界の7つの奇跡を探索し、この世界の真実に迫りましょう。
しかし、奇跡の地は常に1人しか受け入れません。
夢の世界の人々があなたの助けとなるでしょう。
最も多くの点数を得て、世界の真の姿を明らかにした人がゲームの勝者となります。
(説明書より)
内容物確認
- 説明書
- カード×118枚
▽ゲームに使用するのはカードのみ!シンプル!
カードの種類
全部で9種類のドルミールカードが色毎に6セットと、7種類の奇跡カード、12種類のキャラクターカードがあります。
ドルミールカード
夢の世界における通貨です。
「1」から「9」までの9種類が1枚ずつ、6プレイヤー分あります。
カード上部に書かれている数字がそのカードの価値を表します。
価値が高いカードを使うと、より深く夢の世界に潜ります。
▽ドルミールカード。要はお金です。
奇跡カード
夢の世界に刻まれた神秘です。7種類52枚あります。
カード上部にカードの名称、カード下部にそのカードの点数が王冠の数で記されています。
- 幻影の庭…8枚
- 凍てつく墓標…10枚
- 黒の祭壇…10枚
- 聖教会…8枚
- 神の手…6枚
- 世界の果て…5枚
- 夢…5枚
▽奇跡カード。王冠の数が得点となります。
キャラクターカード
夢の世界の人々です。12種類12枚あります。
カード上部にカードの名称、カード下部にそのカードの効果が書かれています。
効果の左側に数字が書かれているカードは、その効果を使用する順番が決められています。
「効果中の(2)等の記載はカードの点数です」
▽キャラクターカード。それぞれに効果が異なり、ミラリスの面白さの一つになっています。
MIRARIS(ミラリス)の準備
- すべてのキャラクターカードを裏向きにしてシャッフルします。
その後、各プレイヤーに裏向きのまま、3人、4人プレイの場合は3枚ずつ、5人、6人プレイの場合は2枚ずつ配ります。 -
各プレイヤーは配られたキャラクターカードから1枚選んで、自分の前に裏向きで置きます。
配られなかったカードと選ばれなかったカードは裏向きのまま、まとめて脇に置きます。 -
すべての奇跡カードを裏向きにシャッフルし、山札にします。
その後、山札からプレイ人数と同じ枚数のカードをめくり山札の横に表向きで並べます。 -
ゲームの準備3で並べたカードの上に、ゲームの準備2で脇に置いておいたキャラクターカードを、裏向きのまま並べます。
これはカード並べる位置を分かりやすくする為なので場所が狭い場合などはこの手順を省略しても構いません。 -
各プレイヤーは色毎に分けられた1から9までのドルミールカードのセットを1つ取り、9枚全てを手札にします。
▽最初に配るカードはプレイ人数によって異なります。
▽配られたカードから、自分のキャラクターにするカードを1枚選びます。
▽色分けされているドルミールカードを1セット受け取ります。
【初期配置の例(5人プレイの場合)】
▽上のキャラクターカードは奇跡カードの置く位置をわかりやすくするためのものであり、なくても構いません。
MIRARIS(ミラリス)のルール(ゲームの流れ)
- すべてのプレイヤーは、他のドルミールカードから1枚選んで裏向きで自分の前に出し、全員で同時に表向きにします。
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大きな数字のドルミールカードを出したプレイヤーから順に、山札から遠い奇跡カードを獲得します。
他のプレイヤーと同じ数字のドルミールカードを出してしまうと何も獲得できません。
獲得した奇跡カードと使用したドルミールカードは自分の前に裏向きで置いておきます。
一度使用したドルミールカードはこのゲーム中に再び使うことができません。 -
山札の上から新たにプレイヤーの人数と同じ枚数のカードを表向きで並べます。
ゲームの流れ2で誰にも獲得されなかったカードがあった場合には下の点数が見えるようにしてその上に重ねて置きます。例1(下図)では右の2箇所に置かれた奇跡カードが獲得されなかったので、それらの場所には2枚の奇跡カードが置かれます。
奇跡カードを獲得する時に、下にカードがある場合、それらのカードも一緒に獲得します。 -
ゲームの流れ1〜3を8回繰り返します。最後はドルミールカードを1枚残して終了となります。
【例1】「7」を出したプレイヤーは他の人とかぶっているため、何も獲得できません。
【例2】一番右にある「神の手(5)」を獲得する場合、その下にある「幻影の庭(1)」も一緒に獲得します。
▽8回プレイしたらゲームを終了し、得点計算を行います。(ドルミールカードは1枚残ります。)
ゲームの終了と勝敗(得点計算)
- 所持しているキャラクターカードに書かれた数字が小さいプレイヤーから順にキャラクターカードを公開し、その効果を使用します。
所持しているキャラクターカードに数字が書かれていない場合は何も行わず、2の処理を行います。
ただし、「ローランド」の効果によって、この時点で勝者が決定する場合があります。 -
獲得したすべての奇跡カードの点数を数えます。奇跡カードの下に描かれた王冠の数が点数です。
数字が書かれていないキャラクターカードを所持しているプレイヤーは、キャラクターカードを公開し、その効果を使用します。
奇跡カードの点数とキャラクターカードに点数がある場合はそれを合算して、合計点数が最も高いプレイヤーが勝者となります。
なお、キャラクターカードの効果は条件を満たしていない場合を除き、必ず使用しなければなりません。
▽「獲得した奇跡カードの得点」と「キャラクターカードの得点」を合計しましょう。
キャラクター特性
MIRARIS(ミラリス)はプレイ人数によって使用する奇跡カードの枚数が異なります。
キャラクターの最初に選択する際はプレイ人数も参考にすると良いでしょう。
MIRARIS(ミラリス)の遊び方例
ここからは実際にMIRARIS(ミラリス)を遊ぶ流れを説明します。
▽今回は4人プレイだったので、最初に3枚のカードを受け取り、1枚を選びます。セレナのカード(真ん中)を選びました。
▽最初の奇跡カードの並び。得点の高い「夢」が狙い目。
▽ドルミールカードを出したところ。他プレイヤーも夢を狙ってバッティングしていました!私(赤色)はとりあえずカードをゲット。
▽次の奇跡カードの並び。前回誰も受け取れなかったカードも繰り越しされます。
▽次は右側の位置を狙って5点をゲット!
▽3回目の奇跡カード。ここも「夢」が狙い目。
▽なんと全員バッティングしてしまいました!こういうこともあるんだな。
▽次の他のプレイヤーはバッティング。欲を出すと取れません笑
▽得点計算。キャラクターカードのセレナを使用し、山札から奇跡カードを4枚引きます。低い点数ばっかり…。
▽最終結果。奇跡カード51点+キャラクターカード10点で合計61点で結果は2位でした!セレナの効果で引いたカードが高得点なら勝てたのにー!!もう一回!
MIRARIS(ミラリス)のおすすめポイント
他の人とかぶらなかったらポイントが得られるバッティング系カードゲームの進化形!
「ミラリス」は手札からカード(コスト)を出し、他の人とかぶらなかったらポイントを得られるカードゲームです。
“他の人とかぶったらもらえない”というバッティング系カードゲームの代表的な作品は「ハゲタカのえじき」が有名ですが、ミラリスはさらに最初に選んだキャラクターカードの効果により、得点計算時にポイントが増えたりします。
例えば「7種類の得点カードを集めたら勝利する」「他のプレイヤーから得点カードを1枚づつもらう」などです。
ハゲタカのえじきは子供でも楽しめるわかりやすい面白さがありますが、ミラリスはさらにもう一段階面白くしたカードゲームと言っても良いですね!
最初はバッティング系のカードゲームとだけ聞いていたのですが、実際に遊んでみると面白かったです!
駆け引きの要素もありますが、ほぼ思った通りにはなりません。しかし、棚ぼた的に高得点が得られることもあります。笑
「狙った位置に置きたくても置けない」というのは、これもカードゲームのニムトに感覚が似ていますね。
同じメーカーが出している「ブレイドロンド」も面白かったので買ってよかったです。
ブレイドロンドは2人用なので、人数が増えたらミラリスで遊ぶのも良いですね。(メーカーの回し者ではありません)
小箱サイズでどこでも大人数で盛り上がる!
プレイ時間は10〜20分程度。
1度遊べばすぐに感覚がつかめるので、2回目移行はテンポよく遊べます。
プレイ人数は3〜6人です。
ワイワイと盛り上がるのはバッティングが増える大人数ですが、3人でも十分ゲームとしての面白さを味わえます。
対象年齢は8歳ですが、小さな子供はまずはハゲタカのえじきやニムトから遊ぶのをおすすめします。
ミラリスはいろんなゲームの面白い要素が組み合わさっているプレイ感なので、他のゲームから慣れるのも良いですね。
大人はすぐに理解できると思うので、他のボードゲーム未経験でも楽しめるでしょう。
ファンタジー感溢れる美しいカードデザイン!
同じメーカーが出しているブレイドロンドもですが、このミラリスもカードデザインが綺麗です!
ファンタジー感のあるイラストがとても良いですね!所有する満足度が高いです。
サイズも小箱サイズで持ち運びがしやすく便利です。
小箱サイズでこのゲームシステムはよく出来ていると思います。
値段は3000円程度(amazon)と小箱サイズにしては少し高めですが、その分イラストのクオリティや質感が良いです。
▽MIRARIS(ミラリス)
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