【TRPGのおすすめ・レビュー】「インセイン」~様々なホラーが味わえるマルチジャンルホラーTPRG~

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インセイン

YU@ボドナビ(@boardgameblog2)です!

今回は様々なホラー要素が味わえるマルチジャンルホラーTPRG「インセイン」をレビューします!

「インセイン」はゾンビサバイバルやサイコなど、様々なホラーの要素が入ったTRPGです。

「狂気」の概念もあるので、クトゥルフ神話が好きな人も楽しめます。

事前準備が少なく、キャラクターの作成も比較的簡単にできます。

実際にプレイしてみると、お互いの秘密を探り合ったり、狂気に侵されたりする部分が面白いですね!

お互いの秘密を知るという点では人狼ゲームが好きな人も楽しめると思います。

ホラー好き、クトゥルフ好き、人狼ゲーム好きな人におすすめのTRPGです。

▽インセイン

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インセインってどんなTRPG?

  1. 様々なホラー要素が味わえるマルチジャンルホラーTPRG!
  2. 「狂気」などの概念があり、クトゥルフ神話好きにもおすすめ!
  3. 事前準備が少ないのでキーパー(ゲームマスター)初心者の方にも!

▽様々なホラー要素が入った「ホラーRPG」というジャンル。
インセイン

▽「心の闇を……のぞきこめッ!!」ってジョジョみたいなセリフ。
インセイン

▽リプレイと基本ルールが載っているので、これ一冊で楽しめます。
インセイン

インセインの評判

インセインはこんな人におすすめ!

  • ホラー系TPRGが好きな人
  • クトゥルフ神話が好きな人
  • 準備が少ないTRPGがプレイしたい人
  • GM(ゲームマスター)初心者の人

インセインの詳細データ

誰もが秘密を持っている。隣りに住む優しいお姉さんは殺人鬼。学校の先生は邪神ハンター。クラスの気になるあの娘は吸血鬼って噂があるけど…。
一見、何の変哲も無い世界で、心に秘密を抱えた人物たちが、奇妙な怪事件に巻き込まれていく。
そこに待ち受けるのは破滅か、それとも…?恐怖と狂気に翻弄される人間たちを描く、マルチジャンル・ホラーRPG登場。
(Amazonより)

  • 作品名:インセイン

  • 著者:河嶋 陶一朗 (冒険企画局)

  • 出版社:新紀元社

  • ジャンル:推理・思考系/チーム戦&協力系/ワイワイ&パーティー系/サイコロ系/コミュニケーション系

  • プレイ人数:4〜5人(シナリオによる)

  • プレイ時間:3〜5時間(シナリオによる)

  • 対象年齢:中学生以上?

  • ルール難易度:★★☆☆☆(TRPGの中では初心者も遊びやすいです。)

インセインの目的(概要)

このテーブルトークRPGは数奇な運命の持ち主たちである「逢魔人(おうまがびと)」になって、身の回りで起こる怪事件と戦うゲームです。

様々な恐怖の物語を楽しむことができます。

絶望的なゾンビハザードから生き残ろうとするサバイバルホラー。
人の心の闇を描くサイコホラー。
吸血鬼や狼男のような幻想的な怪物がうごめくゴシックホラー。
現代社会の闇や不条理に怯えるモダンホラー。
人間と言う存在の価値や希望を打ち砕くクトゥルフ神話のようなコズミックホラー。

ゾンビ、怨霊、クトゥルフ、殺人鬼、宇宙人…古今東西の怪異が登場し、逢魔人を恐怖に怯えさせることでしょう。

また彼らの敵は怪異だけではありません。

彼らは怪異に関わってしまったせいで、誰もが【秘密】や【狂気】といった心の闇を抱えています。

逢魔人の敵は怪異であると同時に、彼ら自身でもあるのです。

インセインは恐怖と狂気の間で揺れ動く人間たちを描いたゲームです。

ゲームマスターの用意したとっておきの【秘密】をめぐる事件の幕が、今まさに開こうとしています。

ようこそ恐怖の劇場へ。

恐ろしく甘美な謎が、あなたたちを待っています。

(書籍「インセイン」より)

インセインの準備

ゲームには以下のものが必要です。

  • ルールブック:一冊あれば遊べますが、参加者の人数分あるとより快適に遊ぶことができます。
  • シート類:キャラクターシート、プレイサマリー等、各種シートを参加者分コピーする必要があります。また戦闘シートのコピーが1枚必要です。

  • 秘密と狂気:シナリオに使用するハンドアウトや【狂気】をコピーして切り取り、1枚1枚カード状にしてください。
    この時、カードにした【秘密】や【狂気】はカードゲームなどに使われるスリーブに入れたり、厚紙に貼ったりすると便利です。

  • サイコロ:プレイヤーは各人六面体サイコロが3個程度必要です。ゲームマスターは六個以上あると良いでしょう。

  • コマ:戦闘時の自分の速度を管理するためのものです。登場人物の人数分必要です。

シート類はインセインの公式サイトからシート類がダウンロードできるので利用しましょう。

インセイン公式サイト

▽プレイヤー用のサマリーもダウンロードしてプリントアウトしておくと遊びやすいです。
インセイン

キャラクターについて

このルールは、プレイヤーが自分専用のキャラクターを作成するためのものです。

インセイン上のキャラクターは、何らかの怪事件の関係者となります。

キャラクターたちは超自然的な運命や、呪われた血統、はたまた偶然から怪事件に巻き込まれ、それを目撃します。

彼らは逢魔人(おうまがびと)と呼ばれます。

プレイヤーは、カバー裏に印刷されたキャラクターシートをコピーして自分用のキャラクターシートを用意しましょう。

これから説明するルールに従って自分の逢魔人を作成してください。

  1. キャラクターの個性
  2. キャラクターの職業
  3. キャラクターの功績
  4. キャラクターの特技
  5. キャラクターの好奇心
  6. キャラクターの恐怖心
  7. キャラクターの生命力
  8. キャラクターの正気度
  9. キャラクターのアビリティ
  10. キャラクターの人物欄
  11. キャラクターのアイテム

▽カバーを外すとキャラクターシートがあります。(こちらもサイトからダウンロードできます。)
インセイン

行為判定について

インセインでは、キャラクターが成功するか失敗するかわからない行動をとったときに「行為判定」を行います。

ゲーム中、逢魔人はいろいろな挑戦を行うでしょう。

怪しい人物を追跡したり、難しい文献を読み解いたりするかもしれません。

時には怪異の恐怖に耐えたり、誰かを攻撃したりするかもしれません。

そういう時に行為判定を行います。

セッションについて

インセインでは一回のゲームのことを「セッションと」呼びます。

セッションではまず、ゲームマスターが状況を説明します。

プレイヤーたちがその説明を聞いた上で、自分のキャラクターにどんな行動を行わせるかを考え、宣言します。

こうしたプレイヤーとゲームマスターの対話でセッションを進めていくわけです。

詳しくはリプレイパート(本書の前半にあるプレイを再現した物語)を参考にしてみてください。

セッションは「導入フェイズ」、「メインフェイズ」、「クライマックスフェイズ」の順番に発生します。

詳しくは各フェイズの項目を参照してください。

導入フェイズ

導入フェイズは各キャラクターが、どうしてその事件に関わることになったかを説明するフェイズです。

導入フェイズは1サイクルで終了します。

ゲームマスターは、各シーンでシーンプレイヤーに事件の背景を説明しましょう。

各PCが、なぜその【使命】を遂行することを決意したのか、周囲でどんな事件が起こっているのか、そしてそのシナリオに登場するNPCに関する設定などを、プレイヤー達と共有していくのです。

各シーンの最後には確認のために、シーンプレイヤーにその【使命】を読み上げてもらってください。

プレイヤーのシーンとシーンの合間に、マスターシーンを挿入しても良いでしょう。

プレイヤー全員の心が終了し、事件と各PCについての情報を参加者全員が共有したらメインフェイズになります。

メインフェイズ

メインフェイズはゲームの中心的なフェイズです。

メインフェイズはシナリオ上設定された条件を果たすと終了します。

メインフェイズでは、特にプレイヤーが主体となってゲームが進みます。

シーンプレイヤーは、自分のシーンがどういうシーンかをルールに従って自分で決定していくのです。

メインフェイズのシーンにはドラマシーンと戦闘シーンの2種類があります。

シーンプレイヤーはどちらを行うかを決定してからその処理を行ってください。

ドラマシーン

ドラマシーンは、キャラクターの日常や調査活動を行うシーンです。

戦闘シーン

戦闘シーンは、キャラクター同士の戦闘を行うためのシーンです。

戦闘シーンを仕掛けることは重要な行動です。

戦闘シーンが終了したら、それを仕掛けたキャラクターは行動済みになります。

恐怖と狂気

恐怖と狂気はインセインの中心的なルールです。

PCはゲームの中で様々な恐ろしい体験をします。

そうした事件はPCの心を侵食していきます。

怪異や事件に立ち向かうためには、プレイヤーたちは恐怖と狂気の何たるかを知り、PCの心の平穏を保つ必要があるでしょう。

クライマックスフェイズ

クライマックスフェイズは、シナリオ上に設定された最後の怪異との遭遇を行うフェイズです。プレイヤー全員が参加します。

クライマックスフェイズはマスターシーンとして扱います。

クライマックスフェイズになる条件は、ゲームマスターがシナリオごとに設定します。

クライマックスフェイズで戦闘行う場合、「脱落」「処理」「終了条件」「回想シーン」「死亡」以外の点は
、戦闘シーンと同様に処理します。

サンプルシナリオ「遺産」

「遺産」はインセインのサンプルシナリオです。

「狂騒の20年代」のセッティングを使用しています。

シナリオの舞台はアメリカ東海岸にあるマサチューセッツ州アーカム。

この街は様々なクトゥルフ神話の舞台となっている場所です。

(このシナリオは5人用です。4人でも遊ぶことができます。)

▽インセインのルール説明等はこちらのプレイ動画がわかりやすいです。

インセインのおすすめポイント

様々なホラー要素が味わえるマルチジャンルホラーTPRG!

「インセイン」はサバイバルホラーやサイコホラーなど、様々なホラーの要素が入ったマルチジャンルホラーTRPGです。

マルチジャンルホラーと言われてもピンとこないかもしれませんが、実際に遊んでみるとよくわかります。

「狂気」という概念もあり、クトゥルフ神話TRPGの様な怖さもありますね。

クトゥルフ好きにはもちろん楽しめますが、マルチジャンルなのでクトゥルフを知らない人でも十分楽しめます。

このインセインの面白い所は「秘密」を知ることです。

お互いの秘密を知るというのは人狼ゲームの様な面白さに近い感覚があります。

ネタバレするのであまり多くは書けませんが、ホラー好き、人狼ゲーム好きにもおすすめです。

他のTRPGに比べてキャラクター作成が簡単!

前回プレイしたのクトゥルフ神話TRPGのキャラクター作成が大変だったせいか、このインセインのキャラクター作成は簡単な部類です。

基本的にはサイコロを振りながら選んでいくのでサクサク進みました。

今回はプレイヤーとして参加しましたが、GM(ゲームマスター)の準備も、クトゥルフ神話TRPGに比べると少ないようですね。

いつかGMにもチャレンジしてみたいと思います。

▽清水リョウキというギャングになりました。弱そう。笑
インセイン

▽インセイン