YU@ボドナビ(@boardgameblog2)です!
今回は大ヒットカードゲーム「ラブレター」にクトゥルフ神話の要素がミックスされた「ラブクラフト・レター」をレビューします!
「ラブクラフト・レター」は人気のカードゲームである「ラブレター」にクトゥルフの世界観を取り入れたゲームです。
ラブレターはカナイセイジさん作の短時間で楽しめるカードゲームです。
そしてクトゥルフはラヴクラフトの小説『クトゥルフの呼び声』に登場する架空の生物で、その恐ろしい世界観は多くのファンを持ち、協力型ボードゲーム・パンデミックなどにも取り入れられていますね。
基本ルールはラブレターと同じですが、このゲームならではの「狂気能力のカード」というものがあり、通常能力よりも強力です。
狂気能力を使用することで今までのラブレターとはまた違ったゲーム展開が楽しめます。
強力な力なので当然それなりのリスクがありますが…。
カードのデザインは本家のオシャレな雰囲気とは違っておどろおどろしい感じです。笑
これがクトゥルフの怖さを演出していますね。
ラブレターが好きな人、クトゥルフ神話が好きな人におすすめのカードゲームです!
▽ラブクラフト・レター
目次はこちら
ラブクラフト・レターってどんなボードゲーム?
- 大ヒットカードゲーム「ラブレター」にクトゥルフ神話の要素がミックス!
- 本家と同じく短いプレイ時間で気軽に楽しめる!
- 怖い雰囲気のイラストが気分を盛り上げる!
▽後ろの説明書きがすでにちょっと怖い(笑)
ラブクラフト・レターの評判
ラブクラフトレター楽しかった pic.twitter.com/rnRLwZ95es
— ホリショウ (@horisyo085_17) 2018年8月26日
ラブクラフトレターのデッキレシピや!!!!! pic.twitter.com/TfbIwsjjA0
— くあん (@Lord__crossight) 2018年8月25日
ラブクラフトレター、気になってたんだよね(^^) pic.twitter.com/cQE1SryVFt
— CedarBook's (@ceadrbooks) 2018年6月29日
ラブクラフト・レターはこんな人におすすめ!
- ラブレターが好きな人
- クトゥルフが好きな人
- 短い時間で遊べるライトなゲームが好きな人
- 発狂している人
ラブクラフト・レターの詳細データ
1920年代、世界はいまだ第一次大戦後の混迷の中にあった。
そんな折、あなたの身内、あるいは友人が、不可思議な出来事に遭遇する。
周囲に現れた奇妙な人影、読めない文字で綴られた手紙、そして、突然の失踪。
あなたは伝手を頼りに、この事件の調査へと乗り出した。
その先にどのような恐ろしい事実が待っているかも知らずに……。本ゲームは、大人気ゲーム「ラブレター」のゲームシステムでクトゥルフの世界観を表現したカードゲーム。
通常のカードセットに加えて、恐るべき力を持つ狂気カードが新たに導入され、元のゲームとは異なるゲーム展開を楽しむことが可能だ。
探索者として陰謀を未然に防ぐのか、狂気の信徒となって世界を破滅に導くのか。それらは全てあなたの選択次第!
(Amazonより)
- 作品名:ラブクラフト・レター(英語:lovecraftletter)
- デザイナー:カナイセイジ(代表作:ラブレターなど)
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メーカー:アークライト
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ジャンル:推理・思考系/駆け引き&心理戦系
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プレイ人数:2〜6人
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プレイ時間:5〜15分
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対象年齢:10歳以上
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ルール難易度:★☆☆☆☆(初心者でもすぐに遊べます)
内容物確認
内容物の確認をしていきます。
▽内容物は説明書、カード、サマリー、チップ。
▽通常能力を持ったカード。
▽狂気能力のカード。化け物ばかりです。
▽絵がどれも怖い雰囲気。
▽カードの裏面のデザインも怖い雰囲気。
▽サマリーカードがあるので初心者でも安心して遊べます。
▽チップは全部で18枚。ゲーム自体はチップがなくても遊べます。
▽チップは表裏でデザインが違います。
ゲームの目的(概要)
プレイヤーは様々な立場の人間として、身の回りで起こった怪異を調査することになります。
その途中であなたは超常の存在と邂逅し、少しずつこの世界の真実へと迫っていきます。
それらの存在は時にあなたを助け、また他のプレイヤーの行動を妨げてくれるでしょう。
ただし、この調査は非常に危険なものです。調査を進めるうち、あなたは禁忌とされる知識や存在に接触し、その恐るべき力を目の当たりにすることになるかもしれません。
そうなってしまったあなたは、もはや異界の存在に力を借りることも厭いません。
ただしその代償は命です。一度狂気に陥ればいつ精神が崩壊してしまってもおかしくはないのです。
プレイヤーが保持できるのはわずか1枚のカードのみ。
それらを上手に選択し、この世界の真実にも最も近づいたプレイヤーが勝利となります。
(説明書より)
ゲームの準備
- 特殊なカード「ミ=ゴの検体」を除く24枚をシャッフルし、テーブルに伏せて山札として置きます。
- 山札から1枚伏せたままカードをよけます。
- 各プレイヤーは山札から1枚づつカードを引き手札とします。
- じゃんけん等でスタートプレイヤーを決めます。
▽最初に「ミ=ゴの検体」と「ランダムでカードを1枚」取り除き、残ったカードを山札とします。
▽各プレイヤーは山札から1枚引き、手札にします。
ラブクラフト・レターのルール(ゲームの流れ)
- スタートプレイヤーは山札から1枚カードを引き、2枚になった手札から1枚を選んで場に出します。
- この時、出したカードの能力欄に「使用:〜」と書かれていたら能力を使用します。(「使用:〜」と書かれていない能力は常に効果が発揮されています。)
- カードの効果によってプレイヤーが脱落した場合、脱落したプレイヤーの手札は自分の場に捨て札として公開しなければいけません。
- 能力を使用したカードは捨て札になります。各プレイヤーは捨て札を自分の前に“出した順番“に並べます。
- カードが捨て札に置かれたら手番は終了し、次のプレイヤーが手番を行います。
- 「1人を除く全てのプレイヤーが脱落した」または「山札の最後のカードを引いた」場合、ゲームの終了です。
「1人を除く全てのプレイヤーが脱落した」場合は最後まで残ったプレイヤーの勝利、「山札の最後のカードを引いた」場合は残ったプレイヤーで手札を公開し、カードの強さが一番大きい人の勝利です。
▽山札から1枚カードを引き、どちらを場に出すか選択します。
▽今回は探索者を場に出し効果発動。
▽場に出したカードは順番がわかるように表向きにします。
▽山札がなくなったらゲーム終了です。
▽ゲーム終了時に生き残っているプレイヤーが複数人いた場合はカードの数字で勝負します。
〜狂気について〜
捨て札に「狂気能力を持つカード」を置かれた場合「狂気状態」になります。
狂気状態になったプレイヤーは次の手番以降、手札を場に出した時、もしそのカードが狂気能力だったら、通常の能力の代わりに狂気能力を使用することができます。(あえて通常の能力でもOK)
狂気状態のプレイヤーは常に精神崩壊の危機があります。
狂気状態のプレイヤーは自分の手番の開始時(山札から1枚カードを引く前)に「正気度チェック」をしなければいけません。
正気度チェックは自分の捨て札に置かれている狂気のカードと同じ枚数を山札からめくります。
もしここで狂気カードが公開されたらゲームから脱落します。
正気度チェックでめくったカードは順に捨て札にします。(めくったカードの能力は発生しません。)
▽狂気能力のカードを出したら「狂気状態」になります。
▽狂気状態の場合、狂気能力を使用することができます。
〜カードの種類について〜
- 探索者:他のプレイヤーを1人選び、1以外の数字を1つ宣言する。その数字と手札が一致した場合、そのプレイヤーは脱落する。
- ウルタールの猫:他のプレイヤーを1人選び、その手札を見る。
- イスの偉大なる種族:他のプレイヤーを1人選び、密かにお互いの手札の強さを比べる。小さいプレイヤーは脱落する。
- 旧き印:次の手番開始時まであなたへの効果が無効になる。
- アーミテイジ教授:プレイヤーを1人選ぶ。(自分でもOK)そのプレイヤーは手札を捨てたのち、山札から1枚引く。
- ランドルフ・カーター:他のプレイヤーを1人選び、手札をお互いに交換する。
- 銀の鍵:あなたの手札の強さが合計12以上である場合、このカードを選んで場に出さなくてはいけない。
- ネクロノミコン:このカードがあなたの捨て札に置かれた場合、あなたは脱落する。
狂気のカードは数字に対応した通常の能力以外に、狂気能力があります。
- 深きもの:他のプレイヤーを1人選び、そのプレイヤーの数字が1の場合脱落する。そうでない場合、通常の能力を適用する。
- 黄金の蜂蜜酒:他のプレイヤーを1人選び、その手札を見る。その後、山札からカードを1枚引き、手札を1枚場に出す。
- ティンダロスの猟犬:他のプレイヤーを1人選び、そのプレイヤーが狂気状態でないなら脱落する。
- エイボンの書:ゲーム終了時まで脱落しない。
- ミ=ゴ:プレイヤーを1人選び手札を奪う。そのプレイヤーは「ミ=ゴの検体」を手札に加える。あなたは手札を1枚場に出す。
- ニャルラトテップ:全てのプレイヤーの手札を集めて内容を確認し、好きなように再配布する。
- 輝くトラペゾヘドロン:あなたの手札の強さが合計12以上である場合あなたは勝利する。
- クトゥルフ:あなたの捨て札に狂気のカードが2枚以上ある場合、ゲームに勝利する。そうでない場合は脱落する。
※「ミ=ゴの検体」は強さ0、効果は「あなたは脱落する」です。
▽ラブクラフト・レターのルール説明等はこちらのプレイ動画がわかりやすいです。
ラブクラフト・レターの遊び方例
ここからは実際にラブクラフト・レターを遊ぶ流れを説明します。
▽最初の手札は「アーミテイジ教授」。渋い。
▽1ターン目で引いたカードは探索者。
▽とりあえず探索者で様子見です。能力を発動するも当たりませんでした。
▽隣のプレイヤーは「イスの偉大な種族」を発動。
▽数字の強さ比べ。相手が持っていたのも「イス〜」で私の勝ち!強いカードを持っていると思われてなかったらしい。
▽続いて「ウルタールの猫」を出されました。相手のカードを見ることができるので「探索者」コンボとして使うと強い!
▽2ターン目。「深きもの」をゲット。
▽深きものを使い一人脱落させることに成功!
▽終盤でなかなか強いカードを引きました!
▽最後は2人生き残ったので数字の強さ勝負!相手が5なのでギリギリ勝利です!
ラブクラフト・レターのおすすめポイント
大ヒットカードゲームにクトゥルフ神話の要素がミックス!
「ラブクラフト・レター」はカナイセイジさん作の大ヒットカードゲーム“ラブレター”にクトゥルフの要素を取り入れたカードゲームです。
クトゥルフはあまりご存知無い方もいると思いますが、ラヴクラフトの小説『クトゥルフの呼び声』に登場する架空の生物です。
(ラブクラフト・レターというゲーム名はここから来ています。)
協力型ボードゲームとして有名なパンデミックもクトゥルフ版が発売されていますね。
もちろんクトゥルフを知らない人でも十分面白いのでご安心ください。
基本的にはラブレターのルールがベースになっていますが、違いは「狂気能力のカード」がある点ですね。
狂気能力は通常能力よりも強力で、ラブレターとはまた違ったゲーム展開が楽しめます。
もちろん狂気能力はそれなりのリスクがありますが…。
ラブレターのレビューでも書きましたが、1ゲームが短いので何度も遊びたくなります。
サクサクとゲームが進むので、狂気能力をどんどん使いたくなるんですよね!笑
当然、狂気能力で一発逆転なんてこともあります。
ラブレター好きはもちろん、ラブレター未プレイの方でも手軽に楽しめるカードゲームです。
本家と同じく短いプレイ時間で気軽に楽しめる!
ラブレターと同じく、プレイ時間は短めで5〜15分程度。
プレイ人数も6人まで遊べます。
プレイ時間が短いので交代で遊んでも良いですね。
離脱性が高いのでスキマ時間でも遊べて助かります。
クトゥルフというゲーマーが好きな要素があるので、子供と遊ぶよりはゲーム好きと遊んだ方が受け入れやすいと思います。
怖い雰囲気のイラストが気分を盛り上げる!
カードのデザインは本家のラブレターと比べると少しおどろおどろしい雰囲気。
怖い感じがクトゥルフゲームの気分を盛り上げますね!
オシャレなデザインが好みの人はラブレターをおすすめします。笑
箱のサイズはラブレターと同じサイズですね。
値段も1500円程度(Amazon)と安いです。
購入場所もボードゲームショップなら普通に売っていますね。
拡張セット等はないので、これ一つで楽しめます。
ラブレター好き、クトゥルフ好きにおすすめのカードゲームです。
▽ラブクラフト・レター