YU@ボドナビ(@boardgameblog2)です!
今回は正体を隠して生きる忍者となって戦うバトル系TRPG「シノビガミ」をレビューします!
「シノビガミ」はプレイヤーが忍者となって戦うTRPGです。
プレイヤーはそれぞれ流派に属しており、それぞれ行動する目的が異なります。
又、ハンドアウトと呼ばれる各プレイヤーに配られるカードには「使命」(ゲームで果たす目的)と「秘密」(他のプレイヤーにバレてはいけない事柄)が書かれています。
ゲームでは自分の使命を果たしながら、他のプレイヤーの秘密を暴くので、常に緊張感があるバトルが楽しめます。
「バレてはいけない」というプレイ感覚は人狼ゲームに近いものがありますね。
忍者なので忍術や奥義を使ってバトルを行います。
キャラクターシートには奥義の欄があるのですが、他のプレイヤーに見えないように折って使います。
他のTRPGにはない特徴で、これがまた面白いですね!
私もですが、漫画のNARUTOなどの忍者やバトル系のTRPGが好きな人におすすめです。
▽シノビガミ
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目次はこちら
シノビガミってどんなTRPG?
- 正体を隠して生きる忍者となって戦うバトル系TRPG!
- 他プレイヤーの秘密を暴け!
- キャラクターシートの使い方が特徴的で面白い!
▽これ一冊で「現代編」「戦国編」「退魔編」もわかる!
▽ドラマティックバトルRPG!なんかカッコいい!
▽ヒロインの心を奪い合うTRPGって。笑
シノビガミの評判
昨日、シノビガミ初参加でした! GM、他PLの皆さんに助けて&鍛えていただき、久々のTRPG楽しかった。ただやれなかった事が沢山あったのと近々またセッションがあるので……買った……よ…ぶくぶく…… pic.twitter.com/xxxpVQgP0h
— 実験神父 (@jikkennsinnpu) 2019年4月15日
今日はオルフさんGMのシノビガミをやってきました〜
プロレス忍法帖ルールだったので、悪魔超人スプリングマンをやりました
2枚目はコマ
3枚目は笹貫のイメージ
4枚目は奥義のイメージです pic.twitter.com/h2MtoavdSk— メ〜ぜん (@_Hagyu_Hibiki_) 2019年4月14日
射撃戦13点をただただ投げるだけのシノビガミだった。忍道2積みの背水戦法すき。 pic.twitter.com/5sWdckyta2
— のちんちん (@nochiyochi) 2019年4月12日
シノビガミはこんな人におすすめ!
- バトル系のTRPGが好きな人
- 時代物の漫画やアニメが好きな人
- 忍者が好きな人
- 自分の正体を隠して生きている人
- 奥義を身に着けたい人
シノビガミの詳細データ
大人気テーブルトークRPG「シノビガミ」のルールをまとめた待望のルールブックが登場。
今までに発売された「現代編」、「戦国編」、「退魔編」の全シリーズを収録し、分かりやすい解説を追加。
また、新規データや七原しえ書き下ろしによるイメージコミックを収録した超豪華な内容になっている。
「シノビガミ」初心者から熟練者まで楽しめる一冊。
(Amazonより)
- 作品名:シノビガミ
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著者:河嶋 陶一朗、冒険企画局
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出版社:新紀元社
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ジャンル:人狼・正体隠匿系/チーム戦&協力系/ワイワイ&パーティー系/サイコロ系
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プレイ人数:2〜6人(推奨人数は4人)
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プレイ時間:2〜3時間程度
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ルール難易度:★★☆☆☆(初めての人は経験者と一緒に遊びましょう)
シノビガミの目的(概要)
現代の裏側に潜む影の住人たち、忍者。
彼らは常人の目に見えないほどの速度で動き、最新鋭のセキュリティーすら突破する、人を超えた存在だ。
彼らは遥か昔から歴史の裏側に存在し、世界の大事に関わり続けていたのだ。
そんな忍者達がすべての願いを叶えると言う存在「シノビガミ」をめぐって戦いを繰り広げるのがこの「忍術バトルRPGシノビガミ」だ。
プレイヤーは忍者となって数々の忍術を駆使しながら、秘伝書や機密文書、疑惑のある美術品、ときにはヒロインの心をめぐっての戦いを展開していくのだ。
(書籍「シノビガミ」より)
ハンドアウトについて
シノビガミのシナリオでは、PCやNPCに対して、【使命】と【秘密】の書かれたハンドアウトが用意されている。
表面に書かれた【使命】は、キャラクターがそのセッションで果たすべき目標であり、プレイヤー全員に公開される。
裏面に書かれた【秘密】には、セッションに関係する様々な情報が書かれている。
これはハンドアウトを配られたプレイヤーだけが見ることができる情報だ。
セッション中、プレイヤーは他のプレイヤーの【秘密】を調べることができる。
他人の【秘密】を見た瞬間、そこに新しい展開が生まれるはずだ。
敵と思った相手は生き別れた姉妹だった!やっと手に入れた秘伝書は偽物だった!
【秘密】次第で新しい展開が始まるはずだ。
シノビガミの準備
- ルールブック:最低1冊、できれば参加者1人につき1冊あると便利です。
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サイコロ:参加者ごとに六面体サイコロが3個程度必要です。ゲームゲームマスターは6個以上あると良いでしょう。
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シート類:プレイサマリ、ハンドアウトなど各種シートを参加者分コピーする必要があります。またベロシティシステムのコピーが1枚必要です。シート類は巻末の付録にまとめられています。
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筆記用具:参加者1人につき1本必要です。書いたり消したりできるように、鉛筆や消せるボールペンなどが良いです。
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コマ:参加者1人につき1個必要です。ゲームマスターはシナリオに登場するNPC用の駒を5〜6個用意しておきましょう。小さなフィギュアなどが利用できます。シノビガミの公式サイトから専用のコマをダウンロードすることもできます。
シート類はシノビガミの公式サイトからダウンロードできるので利用しましょう。
▽カバーを外した状態。キャラクターシートが印刷されています。
▽プレイヤー用にサマリーをプリントアウトしておくと遊びやすいですね。
キャラクターを作成する
キャラクターとはゲーム上に登場する仮想の人格のことです。
プレイヤーは自分専用のキャラクターを作成し・操作してゲームが進行していきます。
プレイヤーの操るキャラクターはプレイヤーズキャラクター略してPCと呼ばれます。
【キャラクター作成の流れ】
- レギュレーションの確認
- 名前の決定
- 性別と年齢の決定
- 流派の決定
- 表の顔の決定
- 信念の決定
- 特技の決定
- ギャップの決定
- 忍法の決定
- 奥義の決定
- 背景の決定
- 忍具の決定
キャラクターの流派について
シノビガミの世界には、いくつかの忍者たちの流派があります。
キャラクターたちは、それらのいずれかに所属しています。
代表的な流派には「斜歯忍軍(はすばにんぐん)」「鞍馬神流(くらましんりゅう)」「ハグレモノ」「比良坂機関(ひらさかきかん)」「私立御斎学園(しりつおとぎがくえん)」「隠忍の血統(おにのけっとう)」の6つがあります。
- 斜歯忍軍(はすばにんぐん):他の流派の奥義の内容を集める。
- 鞍馬神流(くらましんりゅう):シノビガミの復活を阻止する。
- ハグレモノ:誰にも縛られず、自分の意志で戦う。
- 比良坂機関(ひらさかきかん):日本の国益を守る。
- 私立御斎学園(しりつおとぎがくえん):誰かの【秘密】を探す。
- 隠忍の血統(おにのけっとう):シノビガミ復活に関する情報を入手する。
行為判定について
シノビガミではキャラクターが成功するか失敗するかわからない行動を行ったときに「行為判定」と言う処理を行います。
行為判定はチャレンジと呼ぶこともあります。
ゲーム中、忍者たちはいろいろな挑戦を行います。
誰かの秘密を調査したり、警備の厳しい場所に侵入するかもしれません。
ときには誰かを説得して仲間にしたり、敵対する忍者を罠にはめたりするかもしれません。
そういう時に行為判定を行います。
シノビガミのルール(ゲームの流れ)
シノビガミでは1回のゲームをセッションと呼びます。
セッションではまず、ゲームマスターが状況を説明します。
プレイヤーたちはその説明を聞いた上で、自分のキャラクターにどんな行動を行わせるかを考え宣言します。
こうしたプレイヤーとゲームマスターの会話でセッションを進めていくわけです。
シノビガミのセッションは、セッションが開始するまでの「セッションの準備」、セッションが開始されてからの「導入フェイズ」「メインフェイズ」「クライマックスフェイズ」、セッションが終わってからの処理を行う「セッションの終了と成長」の順番に発生します。
詳しくは各フェーズの項目を参考してください。
【セッションの流れ】
- セッションの準備
- 導入フェイズ
- メインフェイズ
- クライマックスフェイズ
- セッションの終了と成長
導入フェイズ
導入フェイズは、各キャラクターがどうしてシナリオに関わることになったかを説明するフェイズです。
導入フェイズは1サイクルで終了します。
ゲームマスターは各シーンプレイヤーに、各PCが事件に参加することになった理由や、その時点でわかっている事件に関する情報を説明した上で【使命】と【秘密】を渡して下さい。
【使命】とは、そのセッション中にそのキャラクターが果たさなければいけないことです。
これを果たすとセッション終了時に功績点がもらえます。
反対に果たせなかった場合は功績点が減少します。
【秘密】とはそのキャラクターの隠しておきたい大事なことです。
ゲーム開始時には他のキャラクターには明らかにされていない設定です。
ほとんどの場合、【使命】に関係しています。
自分の【秘密】を直接他のプレイヤーに見せたり話したりすることはできません。
それは忍の掟に反するのです。
【使命】と【秘密】はハンドアウトに記入してください。
【秘密】の面は裏向きになるように折り曲げて、他のプレイヤーに見えないように渡して下さい。
プレイヤー全員の導入シーンが終了したらメインフェイズになります。
メインフェイズ
メインフェイズはゲームの中心的なフェイズです。
メインフェイズは、シナリオ上設定された条件を果たすと終了します。
メインフェイズでは、特にプレイヤーが主体となってゲームが進みます。
シーンプレイヤーは、自分のシーンがどういうシーンかをルールに従って自分で決定していくのです。
メインフェイズのシーンには、ドラマシーンと戦闘シーンの2種類があります。
シーンプレイヤーは、どちらを行うかを決定してからその処理を行ってください。
ドラマシーン
ドラマシーンはキャラクターの日常や調査活動などを行うシーンです。
ドラマシーンを行うことにした場合、シーンプレイヤーは2D6を振り、「シーン表」の結果を読み上げ、おおざっぱなシーンの雰囲気を決定します。
書籍の巻末には様々な「シーン表」が収録されています。
シーンのムードを決めてから、それに合いそうなシーン表を選んで使っても構いません。
戦闘シーン
戦闘シーンは、キャラクター同士の戦闘を行うためのシーンです。
戦闘シーンを仕掛ける事は主要な行動です。
戦闘シーンが終了したら、それを仕掛けたキャラクターは行動済みになります。
戦闘シーンを行うことにした場合、ゲームマスターは本書の巻末にあるベロシティシステムをコピーしたシートを広げてください。
これは戦闘シーンでの各キャラクターの速度を管理するためのものです。
そして、シーンプレイヤーは【居所】のわかっているキャラクターを1人選び、そのキャラクターと戦闘を行います。
このタイミングで戦闘を行う2人のキャラクターに対する【感情】を持っているキャラクターは戦闘乱入を試みることができます。
奥義の使用について
プレイヤーは、効果に指定されたタイミングなら、いつでも奥義を使用することができます。
奥義一種類につき、ドラマシーンなら1サイクルに1回、戦闘シーンなら1ラウンド1回使用できます。
まだ誰にも自分の「奥義の内容」が知られていないプレイヤーが奥義を使用する場合、奥義の名前と効果を宣言するだけで自動的に効果を発揮します。
そして、奥義の効果を発動した後、そのシーンに登場しているキャラクターは、奥義の使用者の「奥義の内容」を見せてもらうことができます。
奥義の内容は【情報】として扱います。
つまり、自分に対して【感情】を持つキャラクターとは、情報共有が発生します。
ただし、ドラマシーンの情報判定に成功しても、【情報】として「奥義の内容」を獲得することはできません。
クライマックスフェイズ
クライマックスフェイズは、シナリオ上に設定された最後の戦闘を行うフェイズです。
クライマックスフェイスは、マスターシーンとして扱います。
クライマックスフェイズになる条件はゲームマスターがシナリオごとに設定します。
クライマックスフェイズにはプレイヤー全員が参加します。
クライマックスフェイズで戦闘を行う場合、「脱落」、「終了条件」、「回想シーン」、「死亡」以外の点は戦闘シーンと同様に処理します。
セッションの終了
クライマックスフェイズが終わると、各キャラクターのエピローグを行ってゲームを終了します。
エピローグはゲームマスターがセッションの結果を反映し、自由に行ってください。
シナリオ
シノビガミを遊ぶ場合、ゲームマスターはシナリオを用意しなければいけません。
シナリオとはセッション一回分のおおまかな物語と、キャラクターたちの設定、そして登場するNPCのデータなどのセットです。
簡単にシナリオ作成の仕方を紹介します。
シナリオのタイプ
シノビガミのシナリオにはいくつかのタイプがあります。
まず作成するシナリオのタイプを下記の中から選んでみてください。
- 対立型:忍者たちが2つの陣営に分かれて争いあうものです。
- 協力型:忍者たちが協力して巨大な敵に立ち向かうものです。
- バトルロイヤル型:忍者たちが最後の1人になるまで争いあうものです。
- 特殊型:対立型、協力型、バトルロイヤル型を組み合わせたようなシナリオです。
プレイヤー人数
そのシナリオに参加するプレイヤーの人数を決定します。
2〜6人まで遊ぶことができますが、推奨人数は4人です。
対立型のシナリオを遊ぶ場合は、人数は偶数になるのが望ましいです。
対立型のシナリオのプレイヤー人数を奇数にする場合、PCたちと同等のデータを持つNPCを1人用意して、そのNPCを人数が少ない方の陣営に参加させてください。
▽シノビガミのルール説明等はこちらのプレイ動画がわかりやすいです。
シノビガミのおすすめポイント
正体を隠して生きる忍者となって戦うバトル系TRPG!
「シノビガミ」はプレイヤーが忍者となって戦うバトル系TRPGです。
忍者は流派に属し、それぞれ目的が異なります。
他のプレイヤーの秘密を探ろうとする者、意見されずに自分の考えで戦う者もいます。
また各プレイヤーには「使命」や「秘密」が書かれたハンドアウトを渡されます。
使命はそのプレイヤーが果たす目的、秘密は他のプレイヤーに知られてはいけない隠し事です。
このハンドアウトがある事により、常に緊張感を持ってプレイできますね!
秘密がバレてからもさらにゲーム展開が面白くなるので、最後まで楽しかったです!
個人的には漫画の「NARUTO」が好きで、上忍や中忍などのランクのシステムなどが似ている部分があったのでスムーズに楽しめました。
キャラクターシートの使い方が特徴的で面白い!
TRPGの中では比較的遊びやすい部類に入ると思います。
流派の敵対関係などは知っておいた方がより物語に入りこめると思うので、できれば本書を読んでおいた方が良いですね。
キャラクターシートの作成ですが、今回は本に載っているサンプルデータを参考にしたので簡単にできました。
TRPG初心者の方はこのやり方で作りましょう。
シノビガミのキャラクターシートの特徴としては折って使う「奥義」の項目ですね!
奥義も各プレイヤー毎に持っているのですが、これはキャラクターシートを折って他のプレイヤーに見せないようにする工夫もあり面白かったです。
シナリオにもよりますが、キャラクター作成の時間が短かったせいかプレイ時間は2〜3時間程度。
プレイ人数も人が多い方がそれだけ人間関係が絡み合うので面白いですね。
忍者が忍術や奥義を使って戦うので、バトル系のTRPGが好きな人におすすめです!
▽キャラクターのイラストは思いつかなかったので、N○Kのアニメに出ているアイツにしました。
▽シノビガミ
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