【TRPGのおすすめ・レビュー】「マギカロギア」~魔法使いとなり世界を守るファンタジー系TRPG~

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マギカロギア

YU@ボドナビ(@boardgameblog2)です!

今回は魔法使いとなり世界を守るファンタジー系TRPG「マギカロギア」をレビューします!

「マギカロギア」は開放されてしまった邪悪な魔導書を「禁書」を封印すべく、魔法使いとなり禁書を奪い返して世界を守るTRPGです。

ハリー・ポッターの世界観のような設定が冒険心を掻き立てますね!

プレイヤーは魔法使いの組織「大法典」(コーデックス)のメンバーとなり、魔法を使ってバトルをします。

バトルは「呪圏」(スペルバウンド)という魔法陣のような場所で戦うのですが、デザインもカッコいい!

キャラクターシートには人気のTRPG「シノビガミ」にも似たシステムも一部採用されているので、シノビガミをプレイしたことがある人は遊びやすいです。

魔法使いの世界観が好きな人やハリー・ポッターが好きな人におすすめのファンタジーTRPGです。

▽魔道書大戦RPG マギカロギア

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マギカロギアってどんなTRPG?

  1. 魔法使いとなり世界を守るファンタジー系TRPG!
  2. 世界観やストーリーがわかりやすく、TRPG初心者でもすぐに楽しめる!
  3. 人気のTRPG「シノビガミ」にも似たシステムで遊びやすい!

▽魔法の世界を舞台にしたTRPG!
マギカロギア

マギカロギアの評判

マギカロギアはこんな人におすすめ!

  • 魔法の世界が好きな人
  • ハリーポッターが好きな人
  • TRPG「シノビガミ」が好きな人
  • 思わず魔法を使ってしまう人
  • 世界を守りたい人

▽邪悪な魔導書を奪い返せ!
マギカロギア

▽魔法使いとなって世界を守ろう!
マギカロギア

マギカロギアの詳細データ

一度は遠ざかったはずの魔法が世界によみがえった。
子どもの背には翼が生え、飼い犬が言葉をつむぎ、死者が家族のもとに帰ってくる。
それら奇妙なできごとは、すべてが世界の滅びにつながる魔法災厄と呼ばれる現象だった。
魔法災厄を引き起こすのは、邪悪な魔道書──〈禁書〉。
魔法使いたちは魔道書を回収するための戦いを開始する。

『魔道書大戦RPG マギカロギア 基本ルールブック』は、『魔道書大戦RPG マギカロギア』、『マギカロギア リプレイ 幻惑のノスタルジア』、『マギカロギア リプレイ 大夢消滅』に収録されたルールやデータを統合・修正して、一冊に整理したものである。
また、新規データや「呪句」、「従霊」などの追加ルールなども収録。「マギカロギア」初心者から熟練者まで楽しめる一冊になっている。
(「マギカロギア」公式サイトより)

  • 作品名:マギカロギア

  • 著者:河嶋陶一朗/冒険企画局

  • 出版社:新紀元社

  • ジャンル:推理・思考系/チーム戦&協力系/ワイワイ&パーティー系/サイコロ系

  • プレイ人数:3〜5人

  • プレイ時間:3〜4時間

  • ルール難易度:★★☆☆☆(初心者の人は経験者と一緒に遊びましょう。)

マギカロギアの目的(概要)

どうやらあなたはこの本の扉を開いてしまったようですね。

もう後戻りはできません。

でも何も知らないあなたをここで放り出してしまうのは忍びない。

この本の中を旅するあなたのために、いくつかの道標を差し上げましょう。

魔導書(グリモア)
呪圏(スペルバウンド)
断章(フラグメント)
禁書(ベイン)
書籍卿(ビブリオマニア)

これらの言葉があなたの旅を導くことでしょう。

さあ、進んでください。

あなたは魔法使いです。

(書籍「マギカロギア」より)

大法典ー魔法使いの組織ー

魔法使いは生まれも、魔法使いとなった経緯も異なる者たちです。

そんな彼らを束ねている組織があります。組織の名前は<大法典>(コーデックス)。

あなたもここに所属することになるでしょう。

世界を魔法から守る

長く続く大法典は今も昔も危険な存在である魔法から世界を守るという使命を持ち、これを守り続けています。

多くの魔法使いが所属する大法典は、この使命のために組織としても発達してきました。

たとえ魔法使いがどんなに強い存在であったとしても、魔法そのものから世界を守るというのは簡単なことでは無いのです。

マギカロギアの準備

  • ルールブック:最低1冊、できれば参加者1人につき1冊あると便利です。

  • サイコロ:参加者ごとに六面体サイコロが3個程度必要です。ゲームゲームマスターは6個以上あると良いでしょう。

  • シート類:プレイサマリ、ハンドアウトなど各種シートを参加者分コピーする必要があります。また呪圏のコピーも最低二枚必要です。シート類は巻末の付録にまとめられています。

  • 筆記用具:参加者1人につき1本必要です。書いたり消したりできるように、鉛筆や消せるボールペンなどが良いです。

  • コマ:参加者1人につき1個必要です。ゲームマスターはシナリオに登場するNPC用の駒を5〜6個用意しておきましょう。小さなフィギュアなどが利用できます。

シート類はマギカロギアの公式サイトからダウンロードできるので利用しましょう。

マギカロギア公式サイト

▽カバーを外した状態。コピーして使えるキャラクターシートです。
マギカロギア

▽サマリーがあるとプレイしやすいです。
マギカロギア

▽戦闘時に使う呪圏シート。魔法陣のようでカッコいい!
マギカロギア

キャラクター

キャラクターとは、ゲーム上に登場する仮想の人格のことです。

マギカロギアにおいて、各プレイヤーは自分専用のキャラクター(PC)を作成・操作してゲームを進行させていきます。

【キャラクター作成の流れ】

  1. レギュレーションの確認
  2. 名前の決定
  3. 年齢と性別の決定
  4. 階梯の決定
  5. 経歴の決定
  6. 機関の決定
  7. 表の顔の決定
  8. 特技の決定
  9. 蔵書の決定
  10. 真の姿の決定
  11. 関係の決定

行為判定

マギカロギアではキャラクターが成功するか失敗するかわからない行動を行ったときに「行為判定」と言う処理を行います。

ゲーム中、魔法使いたちはいろいろな挑戦を行います。

回収すべき<断章>に関する情報を探したり、難しい魔法を使ったりするかもしれません。

自分の魔力を回復させたり、仲間との絆を深めようとしたりすることもあるでしょう。

そういう時に行為判定を行います。

マギカロギアのルール(ゲームの流れ)

「マギカロギア」では、1回のゲームをセッションと呼びます。

セッションではまず、ゲームマスター(GM)が状況を説明します。

プレイヤーたちはその説明を聞いた上で、自分のキャラクターにどんな行動を行わせるかを考え宣言します。

プレイヤー同士で話し合って行動を決めることもあるでしょう。

こうしたプレイヤーとゲームマスターの対話でセッションを進めていくわけです。

マギカロギアのセッションは、セッションが開始するまでの「準備フェイズ」、セッションが開始されてからの「導入フェイズ」「メインフェイズ」「クライマックスフェイズ」、セッションが終わってからの処理を行う「終了フェイズ」の順番に発生します。

【セッションの流れ】

  1. 準備フェイズ
  2. 導入フェイズ
  3. メインフェイズ
  4. クライマックスフェイズ
  5. 終了フェイズ

準備フェイズ

準備フェイズは、実際にセッションを行うまでの準備期間です。

準備フェイズには、前日までの準備と、当日の準備の二種類あります。

導入フェイズ

導入フェイズは、各キャラクターがどうしてシナリオに関わることになったかを説明するフェイズです。

シナリオ上、設定された導入シーンをすべて終えると終了します。

メインフェイズ

メインフェイズはマギカロギアにおける中心的なフェイズです。

メインフェイズは、シナリオ上設定された条件を果たすと終了します。

メインフェイズでは、特にプレイヤーが主体となってゲームが進みます。

シーンプレイヤーは、自分のシーンがどういうシーンかをルールに従って自分で決定していくのです。

ドラマシーン

ドラマシーンはプレイヤーキャラクター(PC)の調査活動や事件への対応、日常生活などを描くシーンです。

また、GMによって魔法災厄に関する謎や脅威が描かれる場合もあります。

調査

調査とは、魔法によって事件を調べるための主要な行動です。

調査判定に成功することで、この事件にどんな人物や場所、物品が関わっているか、また、それらの事物に隠された情報を知ることができます。

事件

事件とは、魔法使いが因果を書き換えることで他者との間に事件を引き起こす主要な行動です。

事件判定に成功することで、ある人物や場所、物品との間に何らかの事件を引き起こし、それらとの運命的なつながりを強くすることができます。

戦闘シーン

戦闘シーンは、キャラクター同士の戦闘を行うためのシーンです。

この戦闘を、特に「魔法戦」と呼びます。

魔法戦とは、魔法使いに伝わる一種の儀式魔法です。

圧倒的な力を持つ魔法使いや<禁書>に干渉するためには、相手を魔法戦という逃げ場のない一対一の戦いに引きずり込む必要があります。

この魔法戦に勝利することで、相手を死亡させたり、封印したりすることができます。

クライマックスフェイズ

クライマックスフェイズは、これまでのPCたちの冒険の決着をつけるためのフェイズです。

シナリオに設定されたリミットと同じサイクルが経過するか、突入条件を満たした場合に始まります。

クライマックスフェイズは、何個かのマスターシーンで構成され、シナリオ上設定された<禁書>や<書籍卿>との戦闘を行います。

原則的に、クライマックスフェイズにはPC全員が登場します。

終了フェイズ

終了フェイズとは、セッションの冒険の結果を描くフェイズです。

クライマックスフェイズの結果を受けて、その後にどのようなことがあったかを描きます。

マギカロギアのおすすめポイント

魔法使いとなり世界を守るファンタジー系TRPG!

「マギカロギア」は開放されてしまった邪悪な魔導書「禁書」を奪い返し、世界を守るという魔法の世界を舞台にしたTRPGです。

プレイヤーキャラクター(PC)は「大法典(コーデックス)」という組織の魔法使いとなります。

ハリー・ポッターのようでワクワクする設定ですね。笑

当然、バトルも魔法を使って戦います。

バトルは「呪圏(スペルバウンド)」のシートを使うのですが、これが魔法陣のようでテンションが上がりますね!

クライマックスフェイズは全員で戦うので、みんなと協力してボスを倒す感覚はやはり楽しいものです。

世界観やストーリーがわかりやすく、TRPG初心者でもすぐに楽しめる!

キャラクターシートを見るとわかるのですが、マギカロギアは以前このサイトでもレビューした「シノビガミ」に似ています。

なので、一度シノビガミをプレイしたことがある人は要領がつかめていると思うので、準備もスムーズにできます。

忍者の世界が好きな人はシノビガミ、魔法の世界が好きな人はマギカロギアがおすすめですね。

プレイ人数は3〜5人、プレイ時間は3〜4時間程度なので、一般的なTRPGとさほど変わりません。

「魔法使いとなり世界を守る」という設定はわかりやすいので、TRPG初心者の方も理解しやすくすぐに没頭できると思います。

▽キャラクターシート。様々な魔法を覚えることができるのでキャラクターの成長が楽しい!
マギカロギア

▽魔道書大戦RPG マギカロギア