こんにちは!アンプ(@boardgameblog)です!
今回は協力型ボードゲームとして人気の高いパンデミックのサイコロゲーム版パンデミック完全治療(ザ・キュア)をレビュー!
このゲームは“仲間と協力しながら治療薬を完成させて病原体を撲滅する”というパンデミックのコンセプトは同じなので、最後までハラハラして気が抜けません!過去のプレイでは終盤に病原体が増えすぎて全員プチパニックになりました(笑)
ボードゲーム版のパンデミックのプレイ時間は45分以上かかりますが、このサイコロゲーム版は30分程度と時間が短く、手軽で遊びやすくなっているのもおすすめポイントですね。
難易度の調整や、「危機管理官」、「通信指令員」、「衛生兵」など、それぞれ担当する役割カードが7種類あり、毎回変えることができるので何度やっても飽きずに楽しめます!
本日最初のパンデミック:完全治療。まさかの7面待ちw #ボードゲーム pic.twitter.com/eFQAea3qv3
— 相良清次@大門さいころ倶楽部 (@sagara_seizi) 2015, 9月 22
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パンデミック完全治療(ザ・キュア)基本データ
人類を脅かす病原体から世界を救う協力型ボードゲーム「パンデミック」がダイスゲームになって新登場!
ゲームのテーマはボードゲーム「パンデミック:新たなる試練」と同じで、プレイヤーは高度な経験と技術を持つ医療チームの一員となり、世界中に蔓延する凶悪な4種類の病原体と戦うことになる。
各プレイヤーは「危機管理官」、「通信指令員」、「衛生兵」といった独自の特殊能力を持つ役割に就き、世界中を移動して感染者の治療をし、病原体のサンプルを収集して治療薬を開発しなければならない。
プレイヤーチームが協力して、4つの病原体すべての治療薬を開発できればプレイヤーチームの勝利。しかし、感染率が上限に達したときや、アウトブレイクが多数発生したとき、そして感染者の数が増えすぎるとプレイヤーチームの敗北となってしまうのだ。
各プレイヤーは独自の能力が表示されたダイスを振って、その結果でアクションを実行する。時間の経過とともに増殖する病原体。早目に食い止めなければエピデミック、そしてアウトブレイクの発生という緊張感もボードゲーム版と同じだ。
各自の判断力とチームワーク、CDCから供給されるイベントカードの効果を駆使し、ダイス運も味方につけて、すべての病原体の治療薬を開発しなければならない。はたして、君たちは人類を救えるだろうか?
※この商品は「パンデミック:新たなる試練」の拡張セットではありません。この商品単体で遊ぶことができます。(amazonより)
作品名:パンデミック完全治療(ザ・キュア)(英語:Pandemic the Cure)
デザイナー:Matt Leacock
メーカー:F2Z Entertainment(日本語版販売:ホビージャパン)
系統:協力系/ワイワイ&パーティー系/サイコロ系
人数:2~5人用
時間:約30分
ルール難易度:★☆☆☆☆(初心者でもすぐに遊べますが、パンデミックシリーズの経験者がいると進行がスムーズです。)
対象年齢:8歳以上
パンデミック完全治療(ザ・キュア)のルール(遊び方)
~ゲームの目的~
仲間全員と協力して病原体4種の治療薬を完成させたらゲームクリア。
~準備~
- プレイヤー毎にランダムに役割カードとそれと同じ色のサイコロを配ります。
- 治療施設ボードや地域タイル等を場の真ん中に配置、プレイヤーコマは北米に配置します。(ちなみに北米の理由は疾病予防センターがアトランタにあるからだそうです)
▽右下は役割カードと役割専門のサイコロ。左上の真ん中に施設ボードとそれを囲むように地域タイルを配置します。
~ゲームの流れ~
- 各プレイヤーはサイコロを振り、出目のマークに応じたアクションを行います。
- サイコロの出目マークは「船(隣の地域に移動)」「飛行機(好きな地域に移動)」「注射器(病原体を施設に送る」「ビン(病原体のサンプル採取)」「バイオハザード(感染度が1上昇)」など。
- アウトブレイク(地域の病原体が溢れ出る)や、エピデミック(感染拡大)にならないようにイベントカードを駆使しながら、4つの病原体を撲滅できればゲームクリアです。
▽施設の真ん中に病原体を送りながら治療薬を作成。完成した治療薬の目印として、右下に見えるカードの上に配置します。
パンデミック完全治療(ザ・キュア)はこんな人におすすめ!
- 協力型ゲームが好きな人に!
- みんなでワイワイしたい人に!
- ハラハラドキドキ感を味わいたい人に!
- 世界を病原体から守りたい人に!
- 諦めない心を持っている人に!
パンデミック完全治療(ザ・キュア)のココがおもしろい!
手軽にワイワイ遊べる協力型ボードゲーム
協力型ボードゲームとして大人気のパンデミックですが、プレイ時間が一時間弱かかるのに対し、このパンデミック完全治療は30分程度と短め。クリアできずに悔しい時はつい「もう一回やろう!」という声が上がりますが、時間が短いのですぐに次のプレイも可能です。
サイコロの出目に一喜一憂しつつ、どうやったら効率的に治療薬を開発できるのかをみんなで話し合いながら進めるので、他のボードゲームでは得られないプレイ感覚があります。
全員がチーム一丸となってクリアを目指すことで、初対面の人同士で遊ぶと仲良くなり、仕事やサークルの仲間と一緒にやるとチームの結束力を高めるにもおすすめ!
役割カードも7種類あり、それぞれ得意なスキルが異なります。毎回役割を変えて飽きずに遊べるのも良いですね。
サイコロの出目の種類が絶妙で毎回違った結末に
一般的なサイコロは1~6がが描かれていますが、このパンデミック完全治療のサイコロは特殊です。
役割毎に異なる「プレイヤーダイス」は船や飛行機などの絵が描かれています。
色毎に分けられた4種類の「感染ダイス」は六面に1、4、6だけしか書かれてないものもあります。(この数字は地域エリアを示し、このエリアのみに置くことができます。)
この特殊なサイコロが絶妙なゲームバランスを生み出しているのですが何が出るかは運次第。出目によっては悲惨なことになります。(笑)
しかし一回のプレイ時間が短いので再挑戦もしやすいですし、難易度も調整することができるので、みんなで悔しがったり喜んだりしながらワイワイ遊べるおすすめのボードゲームです。
▽真ん中の施設ボードに刺しているのがエピデミックとパンデミックの危険度。終盤は地球が救えるかのギリギリになるので毎回ハラハラします!
ミープル達の感想
ゲーム初心者代表:レッドミープル
最初は難しいゲームかと思ったけど、みんなで話し合いながら進めれたから大丈夫だったよ!何よりサイコロを振るのは楽しいね!(笑)
ゲーム中級者代表:グリーンミープル
ボードゲーム版のパンデミックが好きだったので購入。プレイ時間が短くてもパンデミックらしいパニック感と協力型ボードゲームとしての達成感がしっかり味わえた!
ゲーム上級者代表:ブラックミープル
普段はあまり協力型ボードゲームはやらないが、ダイスの出目によってゲームの流れが変わるので、ボードゲーム版のパンデミックよりは運要素は強いかも。
サイコロの出目に翻弄されながらもドラマチックな展開が繰り広げられる!
協力型のボードゲームはまだまだ数が少ないですが、人気の高いパンデミックシリーズのゲームなので安定した面白さがありますね。しかし、サイコロを使用したゲームなので出目によっては思い通りにならないことも多くあります。
それがドラマチックなゲーム展開を生み出すので、最初にクリアできなくても数回はプレイして欲しいですね。
私の場合、ほぼ確実に治療薬を完成してゲームをクリアできそうなところでサイコロの出目に嫌われてしまいました。こういうこともあるものです。(笑)
次のプレイではもう一度全員で話し合いながらゲームを進めていきなんとかクリア。心地よい達成感が得られました!
一度クリアしてもまた違う役割で遊んでみたくなりますし、難易度を上げることもできるので、これにも挑戦したいですね。
ボードゲーム版のパンデミックを遊んだことが無い人でも十分楽しめるので、ボードゲーム初心者の人はこの「パンデミック完全治療」からプレイするのもおすすめです!
▽ボードゲーム版パンデミックはこちら↓