人気ゲームの元ネタは広島県民が好きな“アレ”だった!~ギャングスターパラダイス制作者・インタビュー~(再編集版)

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※この記事は、Board Game Design Advent Calendar 2015の11日目の記事です。

改めましてアンプ(@boardgameblog)です!

今回は別の機会で取材させていただいたギャングスター・パラダイスの制作者であるトンマーゾさんのインタビュー(再編集版)をご紹介します。

私と同じ地元広島で活躍されており、ゲームが生まれるまでの想いや苦労した点など、クリエイターには参考になる部分も多いと思います。

※注:トンマーゾさんにはいつもお世話になっていますが、個人的なギャンパラファンであり、紹介によるインセンティブ等は受け取っていません。あしからず!


今、学生の間で人気のカードゲーム「ギャングスター・パラダイス」を知っていますか?
個人制作ながらアナログゲームの即売会「ゲームマーケット」にて一時間半で100個を完売するほどの人気で、秋葉原ではギャングスターパラダイスのオフ会も開催されています。

このカードゲームは広島のクリエイターさんが制作したということで、今回はこのギャングスターパラダイスの制作者であるカイシンゲームズのトンマーゾさん(@Gang_Para)にインタビューさせて頂きました!

ギャングスターパラダイス

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様々なゲームの楽しさが“ギュっと”詰まったカードゲーム

ギャングスターパラダイス(以下、ギャンパラ)は、ギャングの幹部たちがボスの座を賭けて戦うカードゲームです。

麻雀やポーカーのように「役となるアイテムを集める楽しさ」と、正体隠匿系と呼ばれる人狼ゲームのような「お互いに正体がわからない」という駆け引きもあり、初心者から上級者まで楽しめるものになっています。カードを引く運の要素もあるので、初心者が勝つ事もあるんですね。

このギャンパラの大きな特徴は「手札カードを見せて良い」という点です。
通常のカードゲームは手札を見せないのが当たり前ですが、ギャンパラでは武器となるカードを見せて「撃たれたくなければ金をよこせ!」と駆け引きをすることでゲームを有利に進める事ができます。

人狼ゲームのようにお互いの配役がわからない状態で、駆け引きしながら必要なカードを集めて勝利を得るという今までにないゲーム性が多くのファンを惹きつけている秘密ですね!

主なルールとして、このゲームにはいくつかの勝利条件があり、それを満たした人の勝利となります。

人徳勝利・・・ボスの座カード×1枚と構成員のカード×5枚を集める。
金銭勝利・・・お金のカード×7枚集める。
偉人勝利・・・キラー、ヒーロー、ビューティーのカードをそれぞれ1枚づつ集める。
裏切勝利・・・赤か青のライフカードを持つ人が2名以上死亡すれば勝利。

勝利条件が複数あるので、様々なカードの効果を使いながら戦略を考えることで何度やっても楽しめます!

※詳しいルールはギャングスターパラダイス公式サイトをご覧ください。

ギャンパラが生まれたキッカケは広島県民が好きな“アレ”だった!?

元々はデジタルのゲームクリエイターを目指していたトンマーゾさん。
しかしデジタルゲームはプログラマーやデザイナーも必要で、一人ではなかなか形にならなかったそうです。

ゲームの企画を立てても形にならないもどかしさを感じて考えたことは、生まれ育った大好きな広島をテーマにしたアナログゲームを作ることでした。

いろいろとアイデアを練る中で思いついたのが、お好み焼きの具材を集めて役を作るというカードゲームです。アイデアを磨いて企業でプレゼンをするも敢え無くボツになります。

自信作だっただけにショックもあったというトンマーゾさんは、この悔しさをバネに新しいゲームを作ろうと決意。
そして、お好み焼きをテーマしたカードゲームを作り直して生まれたのが、このギャングスターパラダイスなのです!

お好み焼きの具材を集めるというコンセプトをギャングやお金を集めるという方向に変えて、さらに銃に見立てたカードを相手に見せて突きつけるというアイデアも組み合わせることで、他のゲームにはない面白さにつながりました。

販売すると中高生や大学サークル、人狼ゲームが好きな人達の間で話題になっていきます。

みんなに育ててもらったギャングスターパラダイス

制作するにあたり、一人ではできない部分を多くの人に手伝ってもらったそうで、トンマーゾさんも所属する広島ものづくりジムの方達のスキルも活かされています。

例えばフレーバーテキストと呼ばれる「ゲームの世界観を匂わせる文章」をライターさんに、カードデザインとなるイラストもイラストレーターさんが担当してくれたそうです。

そういった協力クリエイターさん達からも「作っていて楽しかった!」と言ってもらったそうで、作り手もノリノリでやったからこそクオリティーの高いものになっています。

▽カードの最下部に書かれているフレーバーテキスト。詐欺師のカードにはトンマーゾさんの名前も。
ギャングスターパラダイス

▽カッコ良いギャングのイラストがゲームを盛り上げます。
ギャングスターパラダイス

ゲームのシステム面でもボードゲームが好きな人達のアドバイスを多く取り入れています。

最初は出来が悪かったそうですが、いろんな人にプレイしてもらいながらカード効果を調整したり、全国のファンの方からのアドバイスや意見も積極的に取り入れています。

ファンのアドバイスをもらいながら商品を作っていくというのは、自由度が少ない大手企業にはなかなか真似のできない方法ですね!

お好み焼きカードゲームを元に、様々な人の力を借りながら1~2年の歳月をかけて生まれたのがギャングスターパラダイスなのです。

▽パープルの「臆病者」とグレーの「共謀者」はファンの意見から生まれたカード。
ギャングスターパラダイス

“ウケる”モノを作る秘訣とは?!

個人制作ながらコアなファンを持つカードゲームを制作したトンマーゾさんに、“ウケる”モノを作る秘訣についてお伺いしました!

1、とにかく目立つ!
どんなに良いモノを作っていても、目立たないと埋もれてしまう。特徴が無いとダメ。
Twitterなどでギャンパラについてコメントしている人のフォローをしっかりと行い、作り手とファンとの距離を縮めてフォロワーを増やしながら多くの人に認知してもらう。

2、作ることをトコトンまで好きになる!
理屈で淡々と作っても面白味がないので、自分にとって面白い要素をしっかりと考えて作る。「今自分が知っているボードゲームよりも一番面白い!」という気持ちで、自分が作りたいというモノを全力で作る。

3、遊びの要素を忘れない!
フレーバーテキストや箱を開けた人にしか見れない部分に言葉を入れるなど、遊びの要素にもこだわる。自由さを活かして、企業にはできない様なこともやってみる。

▽ゲームマーケットではゲームの世界観に合わせた服装で、とにかく目立つことを意識した。アナログゲームの実況で有名な方も応援に駆けつけてくれたそう。(右側のシルクハットがトンマーゾさん)
ギャングスターパラダイス

▽箱を開けた人にしか見れない下箱部分にも隠れたこだわりが…!
ギャングスターパラダイス

ギャングスターパラダイスをトランプやUNOのように、多くの人に長く遊んでもらえるゲームにしたい!と語るトンマーゾさん。

ボードゲームやカードゲームなどのアナログゲームは年齢や性別関係なく楽しめます!お友達や家族とワイワイ楽しんでみてはいかがでしょうか?

明日のAdvent Calendarはseaanemone59さんです。お楽しみに!

~参照~
ギャングスターパラダイス・公式サイト
広島ものづくりジム

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